画材研究とは
画材研究
イラストやポスターを制作していく上で使用する画材について、さまざまな方向から学ぶことができる授業が画材研究の授業です。
画材研究の授業では、アナログ画材を用いて、さまざまなイラストを描いていくことで、画材に関する知識や技術、表現の幅、そしてイラストを制作することの楽しさといったものを会得していく流れとなっています。
イラストを描くために使用する画材は、デジタル画材(パソコンやタブレットなどのソフトなどを使用して制作する)、もしくはアナログ画材(マーカー、絵の具、アクリルガッシュなど)があります。
今日、キャラクターデザインを仕事としている人が使用している画材は、デジタルがほとんどですが、アナログ画材の知識があることでできることも増えてきます。
AMGのキャラクターデザイン学科の画材研究の授業では、各アナログ画材の特徴から表現できる手法を学ぶことで、イラストの表現の幅を広げていくことができるようになるので、日々の作品制作を真剣に行なっていきましょう。
キャラクターデザイン学科の「画材研究」の特徴
その1:アナログ画材について多角的に習得できる
キャラクターデザイン学科の画材研究の授業は、アナログ画材について多角的に習得できることが最大の特徴です。
画材研究の授業で使用するアナログ画材は主に水彩絵の具やコピック、アクリルガッシュ、カラーインクなどが挙げられます。
そして、画材研究の授業は、イラストの制作を通して画材の特徴をはじめ、どのように表現をすることができるのか、そしてどのような色味などが表現できるのかを学んでいきます。
そして、アナログ画材の体験を多く重ねていくことで、それぞれのアナログ画材を使用したときに自身のイラストはどのように表現していけばいいのかなどが見え、自身の絵柄にはどのアナログ画材を使用すればよく見えてくるようになります。
なので、自身のイラストに合うアナログ画材の塗り方をデジタルの環境でできるようにしていくためにも、アナログ画材について学べるようになっています。
その2:描くことの楽しさが見えてくる
次に挙げられる特徴としては、イラストを描くことに対する楽しさが見えてくることです。
従来の美術の授業とは異なり、自分の描いたイラストに対してさまざまなアナログ画材を使用して制作していきます。
そのため、多くの学生はアナログ画材に対してどのように表現をしていけばいいのかを試行錯誤しながら制作しています。
最初はごまかしがきかないことから、苦戦する様子が見られますが、アナログ画材でのイラスト制作を続けていくことで、イラストを制作する楽しさが芽生え、より良いイラスト作品を制作しようと日々制作し続けています。
なので、画材研究の授業はイラストを描くことの楽しさがもっとも見えてくる授業としても挙げられます。
その3:表現の幅を広げられる
そして、画材研究の授業はイラストにおける表現の幅を広げられることも特徴として挙げられます。
水彩絵の具やコピック、アクリルガッシュ、カラーインクなどさまざまな画材に触れていくことで、多くの技法や表現方法を得ることができます。
同じイラストを制作するときも、塗り方や色の使い方などを変えていくなどを行なっていくことで、自分のイメージにより近い表現方法はどのアナログ画材を使用しているときかが見えてきます。
自分自身のイラストに、さらなる表現を加えていくためにも画材研究の授業は、真剣に取り組む生徒が多くおり、人気の授業として挙がるくらいの人気の授業と言えます。
「画材研究」の授業について
学科内でも根強い人気を誇る授業である画材研究は、講師からテーマが決められた課題が出され、見合ったイラストを制作していくというカリキュラムとなっています。
画材研究の授業は、一つの課題だけではなく、並行して他の画材の作品を制作していくケースが多くあります。
理由としては、表現の異なるイラストを同時に制作できるようになるためです。
卒業して企業内(インハウス)での勤務やフリーランスで働いてくと、同時期にテイストが異なるイラストを求められることがあることから、授業内でもそちらになれるようにということからこのような進行になっています。
そして、制作したイラストは講師へと提出し、作品をチェックした講師からはアドバイスなどをするという流れで行われます。
アナログ画材を使用したイラストなどの作品を制作していくことで多くの表現方法を学び、自分自身の作品に合う表現方法に出会えるように日々の授業に取り組んでいきましょう。
「画材研究」のゴール
キャラクターデザイン学科の画材研究の授業のゴールは「イラストレーションの可能性を広げていく」、「アナログ画材の技術を習得する」ことです。
画材研究の授業は、多くのアナログ画材を使用しながらイラストを日々制作していくことで、アナログ画材の知識や技術を習得することができるようなカリキュラムになっています。
アナログ画材の知識や技術を、イラストを制作しながら会得していくことで、制作していくイラストの可能性を大きく広げることができます。
アナログ画材での表現方法を学んでおくことで、デジタル環境で作業しているときにさまざまなアイディアがひらめきやすくなります。
多くの作品に関わっていくこととなるキャラクターデザイン関連の仕事を考えているからこそ、さまざまな表現をできるように目指していきましょう。
プロの現場でこんな場面で活きる!
キャラクターデザイン学科の画材研究の授業で学んできた技術や知識は、イラストを制作するために必要な技術を多く得られるので、さまざまな現場で活かせます。
なので、フリーランスやプロとしてさまざまテイストのイラストを提供できるようになるという、キャラクターデザインにおいて有利に運ぶことができます。
イラストをアナログ画材で制作することで、多くの技術が得られることに加え、イラストを制作するためのトレーニングになります。
したがって、さまざまなテイストのイラストを制作し、より多くの作品にかかわっていけるようになるためにも、画材研究の授業は楽しんで受講してほしいですね。
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