デッサン・クロッキーとは
デッサン・クロッキーとは
デッサン・クロッキーの授業は、基礎的な形の表現を学び、観察力や表現力をつける為に行われます。
これらは絵を学ぶ際の基本として扱われており、このやり方を正しく理解することは将来マンガやイラストを描いていく為の重要なスキルの一つです。
ただ、デッサンとクロッキーでは、学ぶべきことが違うということは理解しておきましょう。
デッサンは時間をかけてじっくりと観察して表現していく技術を高めていくことに対し、クロッキーは別名「速写」とも呼ばれている通り、出来る限り速く描いていく技術を磨いていきます。
簡単に言うと、デッサンが描くことの基礎、クロッキーが基礎の応用、という形ですね。
デッサン・クロッキーの授業を通して、マンガやイラストを描くプロとしての基礎作りをしていきます。
AMGマンガ・イラスト学科の「デッサン・クロッキー」の特徴
その1 デッサンの基礎から学ぶことが出来る
デッサンは、美術の授業や部活などでもやっていた、という方もいますよね。
しかし、AMGマンガ・イラスト学科では最初の基礎からしっかり教えてくれます。
それくらい、デッサンは大切なスキルだからです。
また、デッサンがどうして必要なのか、マンガを描く上でどう役立つのかを教えてくれるので、納得した上で授業を受けることができます。
やらされ感を持ちながら学習するのではないので、ずっと上達のスピードも速くなります。
その2 クロッキーの基礎から学ぶことが出来る
クロッキーについても、美術の授業や部活などですでに学んでいる方も多いですよね。
しかし、クロッキーも最初の基礎からじっくり教えてくれます。
マンガを描く上で、クロッキーの速く描く技術は特に必要になります。
売れっ子のマンガ家となり、連載が増えてくるとネームなどをじっくり描いていると時間が足りなくなってしまうからです。
なるべく速く、かつ正確に人物や物を捉えて描いていなくてはなりません。
授業の中で、スキルをしっかりと学んでいきましょう。
その3 物の見方を養うことが出来る
デッサン・クロッキーの授業では、講師の先生が物の見方の基本から教えてくれます。
漫画では人物だけではなく、家具や小物なども正確に描いていかなくてはなりません。
この時、ものの見方をしっかり分かっていないと、人物がどんなに上手く描けていても不自然な絵になってしまいますね。
授業では、マンガに登場しやすい「缶」「ビン」などの日常用品などから丁寧にデッサンで学んでいきます。
物をどう描けば自然に見えるのかを実際に描きながら学ぶことが出来るのは、大きなメリットです。
「デッサン・クロッキー」の授業について
デッサン・クロッキーの授業は90分間で、一つの授業で課題は完結します。
講師の先生が説明し、講義をした上でデッサンに取り掛かります。
デッサンが完成した人から提出し、講師の方から個別にアドバイスをもらうことができます。
マンガを描く上では第三者の意見はとても重要です。しっかりと受け止め、次回の課題にしていきましょう。
独学では分からなかったデッサンの狂いや、癖などを見抜いてもらうことができるので、スキルアップには欠かせません。
また、授業の最後には人をモデルにクロッキーを行います。
描きながらアドバイスをしてくれるので、速く描くコツも学ぶことが可能です。
90分間でデッサンとクロッキーの両方のスキルが磨けるので、充実した時間になります。
「デッサン・クロッキー」のゴール
デッサン・クロッキーの授業のゴールは、「人や物の構造を理解してマンガに必要な画力を育てる」ことです。
マンガは、絵とストーリーを楽しむものです。
どんなにストーリーが素晴らしくても、デッサンが狂った絵ばかりが載っているマンガは買おうと言う気になりませんよね。
もちろん、マンガ家としてのプロデビューも難しくなりますし、アシスタントとしても仕事をしていくのが厳しくなっていきます。
しかし、デッサン・クロッキーの授業でしっかりとマンガに必要な画力を育てることが出来れば、プロでの活躍が期待できるようになります。
マンガを描く上での基礎作りからしていくことで、画力向上に繋げていけるからです。
授業の中で、しっかりとスキルを磨いていきましょう。
プロの現場でこのように活きる!
デッサン・クロッキーの授業で学んだことは、マンガ家として仕事を初めてからも大きな武器となります。
基礎を学んでいるので、マンガを描いた時に「絵がおかしい」と気づくことが出来るようになるからです。
自分でデッサンの狂いなどに気づくことが出来なければ、読者から「違和感がある」と思われてしまいます。
そうなるとマンガを読み進めてもらうことも難しくなってしまうので、描いた時点で修正をしておかなくてはなりません。
このような点から、デッサン・クロッキーの授業で学ぶ基礎は、マンガ家として仕事をする上で重要だと言えますね。
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