高校生から声優になるには?専門学校、養成所、一般オーディションという声優になる3つの方法を高校生の視点で解説。さらに声優を目指すために家でできるトレーニング方法や、高校生の今のうちからすべきことについても紹介します。
- この記事の監修者
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属62.3%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
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- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
通学手段や部活・行事のスケールなど、中学校の頃に比べてさまざまなことが変化する高校生活。
大人への一歩として、将来について真剣に考え始める時期でもあります。
卒業後の進路についてはさまざまな選択肢がありますが、なかには「将来は声優になりたい」「声優の仕事に興味がある」という人もいるでしょう。
そこでこの記事では、高校生から声優を目指す方法や今からできるトレーニングなどについて紹介します。
声優の仕事に興味がある方は、ぜひ進路選びの参考にしてみてくださいね。
高校生から声優になるには
声優として活動するには、声優事務所に所属するのが一般的です。
声優事務所とは、プロの声優が所属する芸能事務所のことで、声優プロダクションとも呼ばれます。
声優事務所に所属するためには、主に以下の3つの方法があります。
- 声優の専門学校に通う
- 声優の養成所に通う
- オーディションに合格する
ここからは、高校生から声優を目指すという視点で上記3つの方法について紹介します。
声優の専門学校に通う
まず、高校生から声優を目指す方法としてもっとも現実的なのが、声優の専門学校に通う方法です。
声優の専門学校とは、声優に必要な知識と技術を基礎から身につけることができる機関です。
ただし、高卒以上でないと受験できないところも多いため、高校卒業後の進路として検討するのが一般的だといえるでしょう。
専門学校は、後述する養成所と違って入所オーディションがないため入学しやすく、誰でも声優を目指すための勉強ができるのが特徴です。
在学中に、学内オーディションやその学校にしか紹介していない特別なオーディションに合格することで、声優プロダクションの所属声優が目指せます。
未経験からプロまでの道のりをきっちりサポートしてもらえるため、とくに演技などの経験がない高校生にとっては声優になる最短ルートといえるでしょう。
声優の養成所に通う
養成所とは、声優事務所が運営または提携している付属の育成機関です。
声優養成所内で開かれる声優事務所の入所オーディションに合格することで、声優事務所に所属できます。
ただし、声優養成所に入るためにもオーディションがあり、その年齢制限は18歳〜25歳程度が一般的です。
また、声優の専門学校とちがって声優養成所はすでに演技の経験がある人を対象としていることから、高校生が声優養成所に入所するのは難しいといえるでしょう。
オーディションに合格する
声優を目指すには、一般公募のオーディションに応募するという方法もあります。
新人発掘やアニメやゲーム作品の役を決めるオーディションに合格することで、いきなりプロダクションに所属できるほか、その作品をきっかけに大手事務所から声がかかる可能性もあります。
ただし、こういった声優オーディションも声優養成所の入所オーディション同様、年齢制限の下限が18歳〜に設定されている場合が多いです。
また、一般オーディションには多くの応募者が参加し、そのなかには声優の専門学校や養成所に通っている人も大勢います。
すでに声優としての知識と技術が身についている人たちと少ない枠を争うことになるため、まったくの未経験者が最終選考まで残るのは極めて稀なケースだといえるでしょう。
声優の専門学校ってどんなところ?
とくに演技などの経験がない高校生が声優を目指すなら、高校卒業後に声優の専門学校に通うのが最短ルートといえるでしょう。
一から演技の指導が受けられるだけでなく、プロになるまでの道のりをきっちりサポートしてもらえるためです。
そこで、声優の専門学校についてもっと知りたいという方のために、その基本情報についてさらに詳しく紹介します。
そもそも専門学校とは
進路選びに迷っている高校生のなかには、そもそも大学や短大、専門学校の違いがわからないという人も多いのではないでしょうか。
簡単に説明すると大学は幅広い教養を身につける場所、専門学校は特定の職業に就くために必要なスキルを身に付ける場所、そして短大は両者の中間です。
その修業年数(卒業のために必要な学習機関)も、大学は4年制、短大は2〜3年制、専門学校は1〜4年制という違いがあります。
身につけられる教養の広さから、就職先の幅は大学>短大>専門学校の順となるのが一般的です。
しかし、逆にすでに就きたい職業が決まっている場合は、現場で即戦力となれる実践的な知識と技術を最短で身につけられる専門学校の方が有利といえるでしょう。
学校数と修業年限
声優が目指せる専門学校の修業年限は、2年制が一般的です。
また、声優が目指せる専門学校の学校数は全国に42校。その内訳は関東地方が20校、甲信越地方が1校、東海地方が3校、
近畿地方が9校、中国・四国地方が1校、九州地方が3校、沖縄県が1校となっています。
そのうち高い割合を占めているのが東京都(18校)と大阪府(7校)です。
カリキュラム
声優の専門学校では、声優として活動するのに必要な基礎力・応用力を身につけます。
どの専門学校にも共通する基礎的なトレーニングは主に以下のとおりです。
- 発声
- 朗読
- 演技・表現
- アフレコ
- ボイストレーニング
- ダンス
- ナレーション
- オーディション対策
これらに加えて、他学科と連携した共同制作やフリートーク演習など、学校独自のカリキュラムが組まれています。
学費の目安
声優の専門校の学費は学校によって異なりますが、2年制の場合は240〜300万円前後が相場です。
その内訳としては、授業料や施設設備費、実習費などが挙げられ、初年度のみ10〜20万の入学金がかかります。
声優の専門学校の選び方のポイント
声優専門学校を選ぶポイントとしては、声優になれる可能性が高いかどうかが重要です。
具体的には、オーディションの開催数や参加プロダクション数、卒業生の進路や実績をチェックするとよいでしょう。
また、憧れの声優さんがいる場合は、その人の出身校をチェックしてみるのも一つの手段です。
大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、卒業時のプロダクション所属率は62.3%!(※2022年3月卒業生実績)
「FAIRY TAIL」のナツ・ドラグニル役や「弱虫ペダル」の東堂尽八役などを代表作とする柿原徹也さんや、「魔法少女まどか☆マギカ」のキュゥべえ役や「SPY×FAMILY」のベッキー・ブラックベルを務める加藤英美里さんなど、多くの有名声優を輩出しています。
他にどんな卒業生がいるのか気になる人は、以下の「主な卒業生一覧」でチェックしてみてくださいね。
>>大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科 主な卒業生一覧
家でできる!高校生から声優を目指すためのトレーニングを紹介
養成所や一般公募のオーディションに参加できるのは原則18歳〜。
専門学校への進学も高校卒業後が一般的であるため、「高校在学中の今から声優になるためにできることはないの?」とエネルギーがありあまっている人もいるかもしれませんね。
そこでここからは、今すぐ自宅やスキマ時間で実践できる、声優を目指すためのトレーニングを紹介します。
腹式呼吸
お腹を使った腹式呼吸は、歌手や声優など声を使う仕事の基本!
普段している胸式呼吸よりも一度に多くの空気を吸うことができるほか、吐く息のコントロールがしやすくなるため、高い声が出やすい、喉を痛めにくい、長い台詞が言いやすい、感情表現の幅が広がるなどのメリットがあります。
腹式呼吸の簡単なやり方は以下のとおりです。
- 背筋を伸ばして立ち、お腹に手をあてる
- 空気をためるようにお腹をふくらませながら、ゆっくり鼻から息を吸い込む
- お腹をへこませながら、吸う時の倍くらい時間をかけるつもりで口からゆっくり息を吐き出す
慣れてきて、意識せずに腹式呼吸ができるようになるまで継続的に取り組みましょう。
ボイストレーニング
声を使う仕事では、正しい発声方法を身につけることが大切です。
間違った発声を続けていると、しっかり声が出ないだけでなく、喉を痛めてしまう可能性もあります。
正しい発声に必要なのは、正しい姿勢・喉の開き・腹式呼吸です。
喉を開くというと少し難しいですが、喉の空間を広げるイメージというと少しわかりやすいかもしれません。
感覚をつかむには、以下の練習が効果的です。
- リラックスして、全身の余計な力を抜く
- あくびの口の形を作る
- 舌を下げて、口内の奥を縦に広げる
簡単に説明すると、寒い日に息を「ハ〜」と息を吐いて手のひらを温める動作がこれに当てはまります。
この動作をおこなうと自然に喉が開いた状態になりますので、何度も繰り返して感覚をつかみましょう。
そのほか唇の運動であるリップロールや、発声練習であるタングトリルやロングトーンなど、ボイストレーニングにはさまざまな方法があります。
自宅でできるものを以下の記事で詳しく紹介していますので、興味がある方はあわせてご覧ください。
滑舌の練習
滑舌は台詞の聞き取りやすさだけでなく、表現力にも影響があります。
滑舌が悪いと、噛まないように気をつけることで表現に集中できない、苦手な発音で言葉が流れ、リズムが崩れるなどの弊害が起きるためです。
滑舌を良くするには、腹式呼吸がきちんとできていること、そして表情筋や舌の筋力も重要です。
簡単にできる滑舌のトレーニングとしては、以下のような早口言葉がもってこいといえるでしょう。
- 生麦生米生卵(なまむぎ なまごめ なまたまご)
- 竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた(たけがきに たけたてかけたのは たけ たてかけたかったから たけたてかけた)
- 東京特許許可局(とうきょうとっきょきょかきょく)
- 生産者の申請書審査終了(せいさんしゃの しんせいしょ しんさしゅうりょう)
苦手な行や音がある場合は、なるべくそれが多く含まれている早口言葉で練習するのが効果的です。
最初から早く喋ろうとせずに、まずは一音ずつ丁寧に、しっかり発音することを心がけるとよいでしょう。
アフレコの練習
アフレコとは、アフターレコーディングの略で、アニメや洋画などの作品映像に合わせて声を吹き込むことです。
声優の仕事のなかでもメインの仕事といえるため、声優を目指すならアフレコの練習は欠かせません。
簡単にできるアフレコの練習方法は以下のとおりです。
- DVDやブルーレイ、録画など好きな映像を用意する
- アフレコをしたいキャラクターのセリフを紙に書きだす
- セリフを覚えて実際に声を出して練習する
- 映像と自分の声が入る位置にスマホをセットする
- スマホのビデオ機能をオンにする
- 音声をミュートにして映像流し、声をあてる
録画した映像を確認し、タイミングや感情表現、滑舌や発声がしっかりとできているかを確認しましょう。
改善点を見つけ、微調整を繰り返すことで効果的にアフレコの練習ができます。
その他、声優になるために高校生のうちからできることはある?
そのほか、声優を目指す高校生が今のうちからできること・すべきことは主に以下のとおりです。
演劇部や放送部に入る
高校に演劇部や放送部があるなら、入部することで声優としての活動に必要な演技力や発声方法が身につけられます。
そのほか、高校卒業を待たずに声優として必要な力を身につける方法としては、演技スクールやジュニアコースがある声優養成所に通うなどの方法が挙げられます。
さまざまな作品に触れ、感性を磨く
声優は、声の表現のみで他者との差別化を図らなければならない職業です。
このため感性を磨くことは、自らの感情表現を豊かにし、個性的な表現を身につけるのに役立ちます。
アニメや映画だけでなく、演劇や古典芸能などさまざまな種類の芸術に触れ、感性とともに自分らしさを磨きましょう。
なりたい声優像について考える
夢を叶えるためには、自分がなりたい姿や成し遂げたいことなど、ビジョンを明確にすることが大切です。
なぜなら、ゴールが決まっていないと具体的に何をすればいいかわからないためです。
例えば一口に声優といっても、その種類はアニメ声優や外画声優、ゲーム声優などさまざま。
さらに最近は、歌手やタレントなどとしてさまざまな分野の仕事を受けるなど、活躍の仕方も広がってきています。
まずはなりたい声優像を決めてそこから逆算することで、その実現のために必要なものや自分に足りないもの、今何をすべきかが自ずと見えてくるはずです。
卒業後の進路について考える
今までは小学校を卒業したら中学校、中学校を卒業したら高校入学と定番のルートが決められていました。
しかし、高校卒業後は大学や短大、専門学校への進学や就職、海外留学などさまざまな選択肢があります。
高校卒業後の進路は将来を大きく左右するため、じっくり考える必要があるでしょう。
声優のデビュー年齢は10代〜20代が一般的であるため、たしかに声優を目指すなら若い方が有利といえます。
しかし、なかには親御さんの理解が得られないという人もいるでしょう。
それは決してあなたが憎いわけではなく、意地悪でもありません。単純に、あなたのことが心配なのです。
このためご両親の理解を得るには、声優になりたいという自分の想いや熱意だけでなく、どれだけ自分が真剣に将来のことを考えているのか伝えることが重要です。
あまり考えたいことではないかもしれませんが、声優になれなかったときの他の選択肢も考えておく、「○○歳までにデビューできなかったら他の道に進む」など期限をひくことで、納得してもらえるかもしれません。
一つ覚えておいてほしいのが、誰よりもあなたの人生を一緒に見つめてくれているのは、他でもないあなたのご両親だということです。
ですからたくさん話し合って、もしつまずいたら先生や友人、他の大人などたくさんの人の意見も聞きながら、自分にとってベストな選択を探してみてくださいね。
まとめ
声優を目指す方法としては主に、声優の専門学校に通う、声優の養成所に入る、一般オーディションに合格するなどの方法が挙げられます。
このなかで、とくに演技の経験がない高校生が声優を目指す場合は、声優の専門学校に通うのが最短ルートといえるでしょう。
声優として活動するのに必要な知識と技術をゼロから身につけることができ、プロになるまでの道のりにわたって手厚いサポートが受けられます。
大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、毎年多くの学生が声優プロダクションの所属を果たしている声優の専門学校です。
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