ボイストレーナーの仕事に興味があっても、具体的な仕事内容や必要なスキル、目指し方などを知らない方も多いと思います。
今回はボイストレーナーとはといったところから、ボイストレーナーに向いている人の特徴やおすすめな資格、ボイストレーナーになるための方法・必要な準備などをご紹介します。
- この記事の監修者
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属62.3%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
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- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
ボイストレーナーとはどんな仕事?
ボイストレーナーとは、発声や歌唱に関する専門家です。レッスンを通して発声技術の習得や歌のテクニック向上をサポートします。
指導するのは、主に歌手・アナウンサー・声優などの声を仕事にしているプロや、発声や歌唱を改善したい一般の方などです。
仕事の具体的な内容や主な流れ、仕事に対するやりがいなどについて解説します。
ボイストレーナーの仕事内容
ボイストレーナーの主な仕事は、レッスンを通して生徒の発声や歌唱のパフォーマンスを向上させることですが、レッスンで指導するのはテクニックだけではありません。喉や心のメンテナンスをおこなったり、その方法を生徒に習得させたりします。
レッスンで実際におこなわれる指導内容は以下のとおりです。
- 発声方法
- 呼吸法
- ブレス(息継ぎ)のタイミング
- 滑舌やアクセントの改善
- 歌唱テクニック
- 音域の拡大
- ウォーミングアップ方法
- 喉や身体のメンテナンス方法
- コンディションを整える方法 など
実際のレッスンでは、生徒の個性を活かしながらテクニックを向上させるために、生徒の声の特性や最終的な目標に応じて一人ひとりに最適なトレーニング内容を考えて実施します。
ボイストレーナーの仕事の流れ
ボイストレーナーの主な仕事の流れは以下のとおりです。
- カウンセリング
- トレーニングプラン作成
- レッスン開始
- 指導内容の記録
カウンセリングでは、生徒のボイストレーニングの目的やこれまでの経験をヒアリングしたり、声の特性や歌唱の実力などを評価したりします。その後、現状の課題を生徒と洗い出し、目標を設定します。
カウンセリングで得た情報をもとにトレーニングプランを作成します。
プラン作成後、レッスンを開始していきます。レッスン内容はノートや音声に残して記録することがおすすめです。レッスンの振り返りや成長度合いの確認ができるほか、新たな課題を発見し次回のレッスンに役立てられることもあります。
このように生徒の目標達成を目指して指導を繰り返します。
ボイストレーナーの年収は?
ボイストレーナーの平均年収は約540万円です。ただし、働き方や働く地域、知名度などによって収入が異なり、おおまかな推移幅は250〜700万円前後と言われています。
音楽スクールなどと契約して働く場合、料金形態は時給1,000〜2,000円または1レッスン約1〜2万円に設定されることが多いです。
生徒がプロの場合は、1レッスン単価が数万円になることもあり、働き方や実力の高さによって年収1,000万円以上を稼ぐことができます。
ボイストレーナーに向いてる人の特徴
ボイストレーナーに向いている人の特徴として、以下の5つが挙げられます。
- ボイストレーニングが好きな人
- 人に指導するのが好き・得意な人
- コミュニケーション能力が高い人
- 相手の長所を見つけるのが得意な人
- 勉強熱心な人
ボイストレーニングが好きな人
ボイストレーナーにとって、仕事のメインであるボイストレーニングを好きなことはとても重要です。
自身もレッスンを楽しみ、明るく楽しい雰囲気をつくることで、生徒も楽しみながらレッスンを受けることができます。それにより、生徒の成長スピードの加速やトレーニングに対する向上心や継続力の育成が期待できます。
人に指導するのが好き・得意な人
ボイストレーナーの主な仕事であるレッスンでは、生徒が成果を得られるよう指導しなくては意味がありません。相手にわかりやすく伝えるのが得意な人や指導することが好きな人は、ボイストレーナーに向いています。
コミュニケーション能力が高い人
カウンセリングではヒアリングをおこなったり、レッスンではマンツーマンまたは大勢の生徒を相手に指導をおこなったりするため、ボイストレーナーにとってコミュニケーション能力は欠かせません。
また、生徒との信頼関係の構築においても普段のコミュニケーションは重要であり、生徒が信頼してレッスンを受けられるよう環境を整えることでトレーニングの成果が得られやすくなります。
相手の長所を見つけるのが得意な人
レッスンでは生徒の個性や良いところを壊さずに、さらにきれいな発声ができるよう技術の上達を図ります。そのため、ボイストレーナーには相手の長所に気づける・見つけられるスキルや、それらを活かせるスキルも重要です。
勉強熱心な人
ボイストレーナーとして活躍するためには、生徒に最適なレッスンを提供できるよう、自分が習得している以外の発声方法や指導方法を日々勉強することが大切です。時代の流れやトレンドの音楽などにも対応できるよう、常に新しい情報をキャッチする努力も必要でしょう。
ボイストレーナーに必要な資格はある?
ボイストレーナーになるために必要な資格はなく、知識と経験があれば誰でも目指すことができます。
ただ、資格を取得することで自身のスキルを証明でき、ボイストレーナーとしての信頼を高めることができるため、資格取得はおすすめです。
ボイストレーナーに役立つ代表的な資格には、日本ボイストレーナー連盟の認定する「日本ボイストレーナー連盟資格認定®(JAVCERT)」が挙げられます。
資格取得を通して、ボイストレーナーに必要な知識や指導力、資質などの習得を目指すことができます。資格にはランクがあり、試験内容に応じて1〜3級に分けられています。
>>「日本ボイストレーナー連盟資格認定®(JAVCERT)」の詳細はこちら
ボイストレーナーになる方法
ボイストレーナーになるには、ボイストレーニングや指導に関する正しい知識・技術が必要であり、習得するには以下2つの方法があります。
- 音楽関係の専門学校・大学に進学する
- 独学で勉強する
音楽関係の専門学校・大学に進学する
ボイストレーナーに必要な知識・技術は、音楽関係の専門学校・大学で勉強することができます。
専門学校のカリキュラムは、基本的にボイストレーナーに必要な講座のみで組まれており、プロに必要なスキルを体系的に効率よく学ぶことができます。
一方、大学ではボイストレーナーに関するスキルのほか、一般教養も身につけることができます。
一般的に、最短でプロとしての活躍を目指したい方は専門学校、視野を広げながらボイストレーナーを目指したい方は大学を選択されることが多いです。
独学で勉強する
すでに歌手や声優などのプロとして活躍し、多くのファンに支持されていたり、実力が認められている方であれば、独学でもボイストレーナーとしての活躍を目指せるでしょう。
しかし、未経験から独学のみでボイストレーナーを目指すことは難しいといえます。
ボイストレーニングの勉強は、市販の教本やネット上に公開されている動画などを使えば独学でできます。ただし、ボイストレーナーとしての活躍を目指すには、ほかにも「専門的な指導技術」や「指導力」を養ったりゼロから生徒を集客したりする必要があり、ハードルの高さから挫折する方も多くいます。
ボイストレーナーの働き方
ボイストレーナーに必要なスキルを習得した方は、その後さまざまな方法でキャリアを築きます。
ボイストレーナーの働き方について以下の4つを紹介します。
- 企業と契約する
- 音楽・芸能プロダクションに所属する
- スクールを開く
- SNSを活用する
企業と契約する
ボイストレーナーには、音楽教室やボーカル教室、音楽関係のレッスンスタジオ、専門学校などと契約を交わし、専任の講師として働く方法があります。
基本的に求人サイトで募集がかけられているため、安定した収入を求める方や経験を積んでから独立したい方などは、ボイストレーナーを募集している求人を探して応募してみましょう。
音楽・芸能プロダクションに所属する
プロのボイストレーナーとして音楽プロダクションに所属し、活躍することもできます。
この場合、指導対象は歌手やアイドル、ミュージカル俳優など、声や歌を仕事にしている方がメインであり、ボイストレーナーとしての能力の高さが重視されるため、入所するにはボイストレーナーとしての実績・経験や、専門学校や業界人などの紹介が必要です。
スクールを開く
自身のスクールを開校し、フリーランスのボイストレーナーとしての活躍を目指す方も多くいます。
スクールを開く場合、スタジオや生徒の確保、料金形態の決定などをすべて自分でおこなうため準備や手間がかかりますが、自分の頑張り次第で収入を上げられるというメリットがあります。
SNSを活用する
現代では、SNSを活用し、ボイストレーナーとしての技術力を証明したり知名度を上げたりしている方も多くいます。このような活動をすることで、自身の価値を高めたり、「〇〇先生のレッスンを受けたい」という新規生徒を増やしたりすることができます。
ボイストレーナーとして活躍するうえで「生徒の確保」はとても難しくつまずきやすいポイントです。SNSへの発信を通して自分自身やスクールに注目を集めることができれば、効率よく生徒を増やすことができます。
ボイストレーナーになるために必要な準備
未経験からボイストレーナーになるために必要な準備を3つ紹介します。
ボイストレーニングの知識・指導方法を勉強する
レッスンでは、生徒ひとりひとりに適したトレーニングを組み、わかりやすく伝えられるようさまざまな表現方法や指導方法を使います。
そのため、ボイストレーナーになるには、ボイストレーニングに関する知識や技術に加え講師としての指導力や表現力も重要なスキルです。
このようなスキルは専門学校や大学で学ぶことができますが、自宅でもボイストレーニングを続けることで自身の技術や表現力を磨くことも効果的です。
後述の「自宅でもできる8つのボイストレーニング」では、自宅でできるボイストレーニングを紹介しているのでぜひ参考にしてください。
心身のケア・メンテナンス方法を習得する
ボイストレーナーは、発声や歌唱に関するテクニックに加え、生徒の喉やメンタルをケアしたりメンテナンス方法を指導したりするため、人間の身体の仕組みや心理についても勉強する必要があります。
生徒の喉のコンディションやモチベーションを高く保つことで、トレーニングの成果が出やすくなり、スクールや指導者の評価に繋がります。
音楽の最新情報やトレンドをチェックする
ボイストレーナーは、生徒に合わせて柔軟に対応できるよう、最新の音楽情報やトレンドの把握や勉強をしてレッスン内容の偏りをなくすことが大切です。SNSで流行をチェックしたり、音楽の情報を発信しているサイトを訪問したりなど、音楽に関する情報収集を習慣づけるよう日頃から意識しましょう。
自宅でもできる8つのボイストレーニング
続いて、自宅でできるボイストレーニングを紹介していきます。
自宅でできるボイストレーニングは以下の8つです。
- 腹式呼吸
- ロングブレス
- リップロール
- タングトリル
- 表情筋の運動
- 滑舌トレーニング
- スケール(音階練習)
- リズムトレーニング
「今までボイストレーニングをやったことがない」という人は、上の8つの練習法をすべて行うことをおすすめします。
ボイストレーニングに慣れてきた人や自分の得意不得意がわかっている人は、自分の苦手な練習を集中的に行っていきましょう。
腹式呼吸
呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があります。
簡単に説明すると、胸式呼吸は息を吸うと胸が膨らむ呼吸法で、腹式呼吸は息を吸うとお腹が膨らむ呼吸法です。
日常生活では胸式呼吸になっていることが多いですが、睡眠時やリラックスしているときは腹式呼吸になります。
腹式呼吸は、歌唱や演技をするにあたって基本となる呼吸法です。
〜この練習の効果〜
- 声帯を傷めない発声ができるようになる
- 楽に大きな声が出せるようになる
初めて腹式呼吸を練習する人は、まずはリラックスして呼吸する感覚を身につけましょう。
仰向けに寝て全身の力を抜いた状態で呼吸をして、お腹が上下に動くかを確認してください。
吸った息が、肺ではなくお腹に入ってくるイメージをしてゆっくりと深く呼吸してみましょう。
感覚がつかめたら、立った状態で練習してみてください。
慣れないうちはお腹に手を当てるなど意識する必要がありますが、完全に感覚がつかめれば無意識に腹式呼吸ができるようになりますよ。
ロングブレス
ロングブレスは息を長く吐き続ける練習方法です。
〜この練習の効果〜
- 吐く息の量をコントロールできるようになる
- 発声や声量が安定する
ロングブレスの練習は、腹式呼吸と合わせて行うと効果的です。
腹式呼吸で息を深く吸ったら、「スー」と歯の隙間から息を出すようなイメージで吐いていきましょう。
テンポ60のメトロノームまたは秒針に合わせて、下記の流れを参考にしながらロングブレスを行ってみましょう。
〜4拍で吸う練習〜
- 4拍で吸って4拍で吐く
- 4拍で吸って8拍で吐く
- 4拍で吸って16拍で吐く
- 4拍で吸って1拍で吐く
このように、息を吐く時間を次第に長くしていくことで、息をコントロールする力が身につきます。
4拍で吸う練習に慣れてきたら、下記を参考に息を吸う時間を変えて練習してみましょう。
〜8拍で吸う練習〜
- 8拍で吸って4拍で吐く
- 8拍で吸って8拍で吐く
- 8拍で吸って16拍で吐く
- 8拍で吸って1拍で吐く
〜2拍で吸う練習〜
- 2拍で吸って4拍で吐く
- 2拍で吸って8拍で吐く
- 2拍で吸って16拍で吐く
- 2拍で吸って1拍で吐く
リップロール
リップロールとは、口を軽く閉じた状態で息を吐いて唇を振動させることです。
〜この練習の効果〜
- 吐く息の量が一定になる
- 声帯や顔まわりの筋肉が力まないようにする
- 声帯の筋トレ
唇を「ブルルル…」と振動させることができれば成功です。なるべく長く息が続くように頑張ってみてください。
うまくいかない場合は、口まわりに力が入り過ぎている可能性があるので、人差し指で頬を押えながらやってみましょう。
リップロールに慣れてきたら、息だけでなく声を出しながら練習するのがおすすめです。
リップロールをしながら、低い音と高い音を出してみましょう。
低い音から次第に音階を上げていき、ある程度高音になったらまた次第に下げていきます。
これを何回か繰り返すことで、よりリップロールの効果が感じられるようになるはずです。
リップロールの練習方法や効果、やり方のコツとは?ボイストレーニングにも最適
タングトリル
タングトリルとは、巻き舌で「ララララ…」という音を出しながら息を吐いていくことです。
〜この練習の効果〜
- 舌の力を抜く
- 発声がしやすい口の形を覚える
「巻き舌ができない!」という人のために、コツをお伝えします。
口は少し開ける程度で大丈夫です。舌の先を上の歯茎辺りに軽くつけたら、そのまま息を吐いて舌を振動させましょう。
舌が短い人はより手前の位置、長い人はさらに前歯側の位置がタングトリルをしやすいといった個人差があります。
うまくいかない場合は、「ララララ…」と実際に声に出してみてください。
コツがつかめないうちは、巻き舌の感覚だけを覚える練習をするのが効果的です。
「オラァ!」などの巻き舌になりやすそうな短い言葉を何度も声に出して、舌を巻きながら震わせる感覚を身につけましょう。
タングトリルができるようになると、舌や口まわりの筋肉が力まずにリラックスして発声しやすくなり、歌の上達につながります。
表情筋の運動
顔の表情を作る筋肉である表情筋が固い人は口が動きにくく、滑舌が甘くなる、声が出しにくいといった傾向があります。
とくに、口角(ニコッと笑ったときに引き上がる部分)が下がったまま歌うと音程もフラット気味になりやすいので、口角を意識するようにしましょう。
表情筋を動かしてやわらかくすることで、リラックスして歌いやすくなります。
〜この練習の効果〜
- 滑舌が良くなる
- 音程が安定しやすくなる
- 声色が明るくなる
表情筋の運動は簡単にできます。口を大きく動かして「あいうえお」と声に出すだけです。
ポイントは、口をしっかりと開いて正しい口の形を意識すること。
アゴの筋肉に少し疲労感を感じるぐらいまで、この運動を繰り返しましょう。
声が出せない場所で練習する場合は、口を動かすだけでも効果があります。
滑舌トレーニング
歌唱でも滑舌は大事です。滑舌が悪いと歌詞が聞き取れない、リズム感が悪くなるといった問題が起こります。
滑舌トレーニングは、上記の表情筋の運動とセットで行うとより効果的です。
〜この練習の効果〜
- 聴き手に歌詞が伝わりやすくなる
- 歌の歯切れが良くなる
歌う前の滑舌練習としておすすめなのは、早口言葉です。
ポイントは、ただ早く言うことを目的するのではなく、口の形を意識してはっきりと発音することです。
ゆっくりでも大丈夫です。一音ずつしっかりと発声しましょう。
〜早口言葉の例〜
- 生麦、生米、生卵
- 隣の客はよく柿食う客だ
- 赤巻紙、青巻紙、黄巻紙
スケール(音階練習)
歌が上手くなりたいのであれば音階練習は必須です。
〜この練習の効果〜
- 正しい音階を身体で覚えることができる
- 音域が広がる
自分でピアノが弾ける人は、ピアノの音に合わせて「あ」「ま」「ら」などの出しやすい音で声を出してみましょう。
ピアノが弾けない人は、YouTubeなどの動画サイトで「音階練習」と検索すれば練習用の動画が出てくるので、それに合わせて練習するのがおすすめです。
スマホにピアノアプリを入れておけば、ちょっとした音取りの際にも便利ですよ。
スケール練習を続けることで音域が伸びることが期待できますが、慣れないうちは無理に高い音を出さないようにしましょう。
感覚がつかめない状態で無理やり発声をすると、声帯を傷める危険性があります。
リズムトレーニング
歌の大事な要素であるリズム感も、鍛えなければいけません。
〜この練習の効果〜
・リズムを意識して歌えるようになる
「リズム感ってなに?」「拍がなんだかわからない」という人でもわかりやすい簡単なトレーニング方法をご紹介します。
まずはメトロノームを用意してください。スマホアプリで「メトロノーム」と検索するとたくさん種類が出てくるので好きなものをインストールしてください。
テンポは90ぐらい、拍子は4/4に設定しておきましょう。
1.オモテ拍をとる
メトロノームの「カチ」という音がオモテ拍です。この音に合わせて「1、2、3、4」「1、2、3、4」とカウントします。
2. 数字の間に「ウン」を入れる
オモテ拍がとれたら、数字と数字の間に「ウン」を入れましょう。「1、ウン、2、ウン、3、ウン、4、ウン…」という具合になります。先ほどよりも口が忙しくなるはずです。
この「ウン」の部分がウラ拍です。
3.「ウン」のタイミングで手を叩く
ウラ拍の感覚がつかめたら今度は、「1、ウン、2、ウン、3、ウン、4、ウン…」の「ウン」の部分で手を叩きましょう。
4.手拍子だけでウラ拍をとる
メトロノームの音にずれることなく、カウント、「ウン」、手拍子ができてきたら、最終的に手拍子のみでウラ拍をとれるように頑張りましょう。
慣れてきたら、テンポを早める、遅らせるなど変化させるとよりリズム感を鍛えることができますよ。
ボイストレーニングや歌の練習をする際の注意点
歌は何度も練習することで上達しますが、基礎が身についていない状態で歌の練習をしても効果が半減してしまいます。
まずは今回ご紹介した8つのボイストレーニングの方法をマスターできるように、頑張りましょう。
しかし、早く上手くなりたいからといって何時間も練習するのは好ましくありません。
正しい発声方法を身につけないまま長時間練習すると、声帯に負担がかかってしまうからです。
ボイストレーニングの練習は30分ぐらいの時間がベスト。長くても1時間は超えないようにして喉を労ってください。
そして、ボイストレーニングや歌の練習において大事なことは、独りよがりにならないことです。
自分の発声方法が正しいか、音程やリズムは合っているかといったことを、プロに見てもらいながらアドバイスを受けることをおすすめします。
歌手になりたい人はもちろん、声優にも歌唱技術は求められます。
プロに学ぶなら「大阪アミューズメントメディア専門学校」
大阪アミューズメントメディア専門学校の声優学科では、1年次にボイストレーニングの授業があり、発声方法の基礎を身につけます。
歌唱力のある声優は歌の上手なキャラクターを演じられたり、アニメの主題歌やキャラクターソングを歌えたり、何かと有利になります。
声優志望で歌唱力も上げたいのであれば、ぜひ大阪AMGの声優学科を検討してみてはいかがでしょうか。
>>「大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科」の詳細はこちら
まとめ
今回は、ボイストレーナーのなり方や仕事に関してまとめました。
ボイストレーナーは発声・歌唱の指導をする仕事であり、声や歌の仕事経験・知名度のない状態から独学で目指すのは難しいです。ボイストレーナーになるには、音楽関係の専門学校または大学に進学し、発声や歌唱に関する知識・技術や指導力など必要なスキルを身につける必要があります。
発声・歌唱に関する正しい知識やノウハウを学び、ボイストレーナーとしての活躍を目指しましょう!
大阪で声優を目指されている方は「大阪アミューズメントメディア専門学校」で学びませんか?
大阪アミューズメントメディア専門学校の声優学科は、昨年300名を超える在校在校生がインターンシップによりプロの現場で仕事をし、業界進出希望者61.3%がプロダクションへ直接所属しています。
「アニメ系声優」「外画系声優」「ナレーター」「アナウンサー」等、充実した教育でデビュー後にプロとして活動を長く続けられる人材を育てます。ご興味がある方は以下のリンクをご覧ください。
監修・運営者情報
監修・運営者 | 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科 |
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