独学で声優を目指している人も中にはいますが、声優になるにはかなり狭き門で、厳しい現実が突きつけられます。
全国で声優希望の人が約30万といわれており、実際に声優になった人は約1万人。
声優になれる確率は、たったの3%しかいないことがわかります。
本気で声優を目指したいなら、声優専門学校や声優の事務所などに所属してレッスンし、オーディションに勝ち抜ぬくほうが近道になることも。
そこでこの記事では、声優オーディションに合格するための方法を紹介します。
また、声優オーディションの一連の流れや、審査員が見るポイントも解説しているので参考にしてくださいね。
- この記事の監修者
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属62.3%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
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- 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属62.3%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
声優になるための方法とは?
声優になろうと考えたとき、どこで基礎知識や実技など学べばよいのか迷う人も多いでしょう。
声優になるためには3つの方法があります。
声優の専門学校に通う
専門学校なら独学では得られない、基礎知識が身につき、スタジオ知識や実際のアフレコ実演なども可能です。
声優に求められるのは現場での即戦力ですので、技術面で高いスキルを持っていると次の仕事につながります。
さらに専門学校ならプロの講師による業界知識も教えてもらえるため、初めて現場に入ったときでも慌てず対応できるようになるでしょう。
声優の養成所に通う
声優養成所はプロダクションが経営しており、誰もが入れるわけではありません。
声優養成所に入るにはオーディションが必要です。
自分の好きな事務所に入れることがメリットですが、オーディションに合格する確率はかなり低いのが特徴。
ただ、オーディションに合格してレッスン時に目立つ存在になれば、そのまま声優デビューできる可能性もあります。
デメリットとしては、養成所の場合は授業のコマが少なく、実力をきちんと身につけたい人には少々物足りなく感じることもあるかもしれません。
最初のうちは事務所の力で仕事がもらえるかもしれませんが、基礎ができていないと徐々に仕事量が減ってしまうこともあるでしょう。
いきなりオーディション企画に応募する
アニメーションやゲーム、新人発掘などの一般応募に参加する方法もあります。
一般オーディションはフリーの人から学校に通っている人まで、幅広い声優志望の人たちが集まります。
合格すれば無名から一気に有名になることも。
さらに作品がヒットすれば、大手事務所から声がかかることもあります。
ただし、合格する人は技術面や知識などをすでに身につけていることが多く、実力者がほとんどです。
声優の場合、無名でいきなりオーディションに参加して合格した人は稀で、ほとんどいないということを頭に入れておきましょう。
いきなりオーディションを受けるにしても、専門学校などで技術力を高めておくことが合格への近道となりますよ。
悪徳業者に注意
一般募集で聞きなれない会社名やオーディション名の場合は、よく調べてから応募するようにしてください。
実際にオーディションという名目で書類審査に合格し、面接までしたけれど、「〇〇万円支払えば本採用」などと持ちかける場合もあります。
声優になりたい人の気持ちを利用した詐欺です。
騙されないように下調べしておきましょう。
また、下記は、実際に被害にあった声優さんがTwitterにアップしているので、参考にしてください。
参考:Twitter
声優になるためのオーディション情報
声優養成所や事務所などに入りたい人はオーディションが必要です。
専門学校に在籍中でも、受けたいオーディションが見つかるかもしれません。
そこで、ここではおすすめの声優オーディション情報をまとめました。
また、人気のオーディション企画やオーディション情報サイトもピックアップしたので参考にしてください。
おすすめの声優養成所ランキング3
養成所は事務所とつながりがありますが、入所すると月々の月謝や入所金が発生します。
養成所によって違いますが、オーディションで合格したのにエキストラの仕事がほとんどだといわれています。
プロダクション・エース演技研究所
「KADOKAWA」と「AMGグループ」が結合して生まれた養成所です。
オーディションに合格することで、研究所生として入所ができます。
こちらでは「現場力システム」のカリキュラムが人気です。
応募資格:16〜35歳くらいまで
※ただし事務所や養成所、専門学校に所属していないこと
場所:東京都渋谷区恵比寿西2-3-16CATビル6F
受講費用:入所金 5万円
教材・設備費 3万円
レッスン費19万5千円(半年)
レッスン:週2回・2時間30分
オフィス薫 付属養成所
合格後はオフィス薫の付属養成所となり、入所すると現役プロの講師による授業が行なわれます。
毎年2〜3月に入所試験を実施し、2年間のレッスンが可能です。
さらに成績優秀者はプロとしてのデビューが期待できます。
半年に一度営業部より査定があり、実力があればお仕事がもらえるような流れです。
応募資格:中学卒以上
場所:東京都豊島区目白 3-16-15 茜ビル 2F
受講費用:入所金 22万円教材・設備費込み
レッスン費2万5500円/月
レッスン:週2回・3時間
※試験結果が優秀な人は、入学免除や飛び級も可能です。
日本ナレーション演技研究所
大阪や関西を中心に養成所がいくつかあり、通いやすいのがポイントです。
週1クラスや週2クラスなどが選べます。
応募資格:中学3年以上40歳まで
場所:仙台・東京・大阪など
受講費用:入所金 10万円教材・設備費込み
レッスン費15万(半年)
レッスン:週1回・2時間
おすすめの声優事務所ランキング3
声優事務所が運営しているオーディションです。
合格率は低くなりますが、レッスン後は事務所に所属できる可能性もあります。
また、事務所がサポートしてくれるので、レッスン費が無料になることも。
81オーディション
グランプリ受賞者は特待生として「81ACTOR’S STUDIO」から長期的なバックアップのサポートを受けられます。
レッスン費用は無料です。
開催期間:募集受付4〜5月(目安)
審査8月(目安)
選考方法:1次審査・2次審査・最終審査
対象者:4月1日時点で中学卒業以上満27歳までの男女
キミコエ・オーディション
キミコエ・オーディションは本格的なオーディションで、グランプリの特典として「オフィスPAC」に所属できます。
1年間のレッスンが全額免除となり、東北新社グループの制作作品への声優デビューも可能です。
開催期間:募集受付1〜2月(目安)
審査3〜5月(目安)
選考方法:1次審査・2次審査・3次審査・最終審査
対象者:3月31日時点で16歳以上
アルディ
アルディは「アニメイトグループ」が2021年に設立した声優事務所です。
合格者は付属研究生としてレッスンしたのち、事務所に所属ができます。
ただし、入所金5万円と月額3万円かかるので注意しましょう。
開催期間:随時募集
選考方法:1次審査・2次審査
対象者:16歳以上
※他事務所や養成所、専門学校に属していない方のみ
声優アワード・新人発掘オーディション
各声優事務所が審査し、合格者を決めるオーディションです。
声優養成所への特待生としての入学や事務所への所属、ラジオ番組出演などの特典があります。
1社だけではなく2社から合格をもらった場合は、それぞれの事務所と交渉し、1社を選ぶシステムになっています。
開催期間:募集9〜11月(目安)
審査12月〜(目安)
選考方法:1次審査・最終審査
対象者:16歳以上
※他事務所や養成所、専門学校に属していない方のみ
おすすめの声優オーディション企画
大型新人声優を発掘するためのオーディションです。
グランプリを受賞するとすぐにデビューできるのがメリットですが、実力がないと難しいでしょう。
ドリーム声優オーディション
「アリオ」や「グランツリー」などの大型ショッピングセンターが手がける企画オーディションです。
グランプリ受賞者にはオリジナルアニメーションの参加が特典としてあります。
開催期間:随時募集
選考方法:1次審査・最終審査
おすすめ声優オーディションサイト
オーディション情報を発信しているおすすめのサイトです。
これから行うオーディションや、締切間近のオーディションなどがわかります。
オーディションプラス
アニメや一般オーディション、ゲームなどのオーディション情報が満載のサイトです。
またサイト内には「声優オーディションに関するお悩みとアドバイス」のコーナーもあります。
音スト:声優・ナレーターオーディション
締切期限を日数で把握できる、わかりやすいオーディションサイトです。
応募資格や主催者、ジャンルがひと目でわかり、自分が受けてみたいオーディションが見つけやすいでしょう。
声優オーディションを受ける前の対策
声優は専門学校や養成所などを卒業したとしても、役やナレーションの仕事などをもらうためのオーディションを受けなくてはなりません。
まず、声優としてどうあるべきかを考え、オーディションを受けるための対策を取りましょう。
声優について詳しく知る
基本的なところを知ることで、声優の心構えができるようになります。
ここでは仕事内容から将来的なことまで解説しているので参考にしてください。
仕事内容
声優といえばアニメや洋画の吹き替えを思い浮かべますが、最近ではゲームソフトのキャラクターやラジオドラマ、DJなど多岐にわたって活動しています。
一度演じたキャラクターはよほどのことがない限り、変わることはありません。
また、現在は声優の仕事でも、アイドル並みに歌ったりテレビに出たりすることもあります。
ただ単純にアフレコだけの仕事だけではなく、顔を出してタレント活動のような仕事もあるかもしれないことを頭に入れておきましょう。
気になる給与
声優の給与は人気や経歴によって変わってきます。
新人の場合だと「1本いくら」という形がほとんどで、約1万5,000円が相場です。
さらに経験を積んだり人気が出たりすれば、1本あたり5万円前後になることも。
キャラクターによって報酬が変わることはほとんどありませんが、主役クラスになると登場回数も増え、その分人気や知名度、給与が高くなります。
ちなみに、ゲームソフトやナレーションは少し特殊なため、報酬額がアップする可能性も。
ただ、声優事務所に所属できても仕事が定期的にもらえず、アルバイトや副業で掛け持ちしているのも現実です。
声優の仕事に適する人のタイプ
声優はその名の通り、声の仕事をする人です。
当然、声質や演技力の高さを求められますが、聞き取りやすく話す技術力も必要になります。
また、映像に合わせるタイミングなど、反射神経も重要なポイントに。
声優は国語力や対応力を要するので、常に勉強する姿勢が大切です。
飽き性な人や対応力に自信がない人は、向いていない職業でしょう。
また、声優は顔出しすることも多くなったので、多少のルックスも人気に左右されます。
声の仕事をするだけではなく、容姿にも気を使わなくてはならない時代といってよいでしょう。
将来性はある?
声優としてのニーズは、ゲームやラジオ、ナレーションなど幅広い業界に需要があります。
声優人気も高まった分、競争率も高くなりました。
将来声優になりたいからといって、必ずなれる職業でもありません。
新人の頃は報酬が低いため、エキストラなどの仕事がたくさんあるかもしれませんが、中堅声優になってランクが上がると報酬問題で急に仕事量が少なくなることも。
いつどのような状態になっても良いように、生活するための手段を考えておくのも大切です。
また、ただ声優になりたいとざっくりした感じで思うのではなく、どんな方向に進みたいのかを考えることが必要だといえます。
話芸を知る
話芸とは、巧みな言葉で人を楽しませる芸のこと。
まさに声優は、日本語をよく理解して話し、人々を惹きつける「話芸者」です。
声優を目指すなら専門書をただ読むだけではなく、落語や講談を聴くなど、積極的に勉強する姿勢が大切になります。
何かを目標とし、それに向かっている人は、目の輝きが違うものです。
オーディションで目立つ人は目の輝きが違い、どんなことでも吸収しようというハングリーさを持ち合わせています。
声優とは人の心を動かす強さもある人です。
日常の出来事はすべてが修行だと思う
声優になりたいと思った瞬間から、「自分は声優だ」と思って過ごすだけでも考え方や意識が変わります。
小説や映画の中だけではなく、生活の中で些細な体験をしたことも芸の肥やしになります。
知らない人を観察したり出会ったりすることで、新しい発見を見つけられることも。
毎日同じ時間はなく、周りや自分も変化し続けています。
日常が退屈だと感じている人は、自分から面白いことを見つけに行くようにしましょう。
声優は辛く険しい道のりで、他の人と同じことをやっているだけでは頭ひとつ抜け出せません。
自分がなりたい声優像を決める
声優の中でも「アイドル声優」や「本格派声優」「マルチ声優」などがあります。
マルチ声優のように、どんな仕事でもこなせると仕事の幅が広がりますが、まずは自分がなりたい声優像を決めるのがおすすめです。
例えばアイドル声優を目指したいのなら、なぜアイドルではなく声優になりたいのかも深掘りしましょう。
憧れる声優の仕事ぶりを研究し、自分がそこまで行くとしたら何が足りなくて何が必要かが見えてきます。
オーディションでは明確に目標を持った人のほうが、本気で挑んでいることが伝わり好印象に映りますよ。
声優オーディションに合格するための練習方法
声優オーディションに合格するためには、専門学校のレッスンなどに通うのも大切です。
それ以外にも、自宅でできる練習方法を覚えてオーディションに備えましょう。
発声の練習方法
発声練習する前に、ウォーミングアップや表情筋を柔らかくするなどが必要です。
これらが整ってから発声練習を始めます。方法は以下の通りです。
腹式呼吸
背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。
このときに、おへその下あたりに空気を入れるような感覚でお腹を膨らませてください。
最初は寝転んでお腹に手をあてながら腹式呼吸するとわかりやすいですよ。
腹式呼吸をすることで、声帯が振動して安定した声を出せます。
喉を開く
普段喋るときは喉が閉まることが多いのですが、喉を開く練習をすれば余計な負担をかけずに発声できます。
手順は以下のようなものです。
- 口を「ウ」の形にする
- 腹式呼吸で息を吸う
- あくびするイメージで「ウ」の形のまま「オー」と発声する
リップロール
口を閉じた状態で息を吐き、唇を震わせる練習です。
これによって声帯を鍛えたりリラックスさせたりできます。
練習方法は以下の通りです。
- 口は閉じて唇を突き出す
- 唇の隙間から息を吐き出し、ブルブルと震わせる
- 続くようになったら音程を上下にして練習
裏声
声帯を少し開いて、息が漏れた感じで声を出します。
方法は以下の通りです。
- 息を思いっきり吸う
- 息を吹きながら声を出す
- 頭の上から声が出るようなイメージ
アフレコの練習
好きな映像を用意し、アフレコするキャラクターのセリフを書き取ります。
あとは映像の音量を0にして、声をあてていくだけです。
横から別のカメラで撮影しながら行うと、声のずれがわかりやすくなります。
慣れてきたら、次は感情を込めてセリフをあててください。
声優オーディションでは何をするの?一連の流れを解説
声優オーディションはどこも同じような流れになっています。
一連の流れを知ることで、準備もスムーズになりますよ。
書類・ボイスサンプル審査
何百通〜何千通の中から選んでもらうためにも、印象に残る自己PRやボイスサンプルが必要です。
特に書類審査で好印象を与えるために、しっかりアピールできているか注意しましょう。
多くの人が陥りやすいのが「自己紹介」になってしまっているケースです。
例えば「私は喜怒哀楽の表現を得意とします」など、自信を持っていえるようなことを書きましょう。
セルフプロデュースする感覚で、自分を売り込むイメージです。
また、ボイスサンプルの提出を必須としているオーディションもあります。
自分のキャラが伝わるようなボイスサンプルを用意しましょう。
ボイスサンプルは審査員が応募者の声質や演技力、役柄に合うかなどを見てもらう大事な資料です。
テープ審査
書類やボイスサンプルの審査に合格したら、次はテープ審査があります。
ボイスサンプルは比較的自由に作れますが、テープ審査になると、主催側が提示する条件に合わせることが必須です。
主に役柄が決まっている場合にテープ審査をします。役柄のイメージに合うように研究しておきましょう。
実技・最終審査
スタジオで実際にアフレコなどの実技を面接官の前で行います。
ここでは声優としての実力・対応力などが見られます。
審査員からは「ここを〇〇のように気持ちを込めてください」などの要望があるので、要求通りに答えられるかの順応力も必要です。
また、最近だと歌える声優も強みがあります。
そのため、声優専門学校などで歌のレッスンを受けておくものよいでしょう。
声優オーディションに使う宣材写真のポイント5つ
声優オーディションの書類審査は、宣材写真を提出します。
宣材写真で声優の第一印象が決まるため、写真スタジオなどで撮ってもらうのもおすすめです。
ポイント①服装
個性的すぎる服装を選ぶとキャラクターは立ちますが、役の幅を狭めてしまう可能性があります。
重要なのは自分の声と顔に対して服装が合っているかです。
また、スタイルがわかるような服装や、清潔感のある服装がおすすめですよ。
ポイント②髪型
髪型も個性的にならないように気をつけます。
できるだけ耳やおでこは出して、顔を隠さないようにしましょう。
なるべく第一印象が明るくなるような髪型がベストです。
ポイント③メイク
メイクは濃すぎず、ナチュラルにするのがおすすめです。
シミやシワがあるなら、それらを隠せるようにベースメイクをしっかり行います。
活発なイメージにしたい人はオレンジのアイシャドウ、落ち着いた印象にしたいならブラウンのアイシャドウなど、自分に合うメイクを研究してみてください。
ポイント④ポーズ
ポーズを工夫することでスタイルがよく見えたり、コンプレックスを隠せたりできます。
例えば、脚をクロスして細く長く見せるなども可能です。
さらに手のひらをおへその前で重ねることで、背筋が伸びて凛とした印象や意志の強さを与えられますよ。
声優オーディションの本番前に行うべきポイント
オーディションで実力を発揮するためにも、本番前に行うべきポイントを押さえておきましょう。
余裕を持って会場に到着する
バタバタ慌てて会場に到着すると発声練習もできず、落ち着いてオーディションに挑めません。
会場には最低でも30分〜1時間前に到着しておくと安心です。
早く着きすぎたとしても、近くのカフェでオーディション内容のおさらいができます。
そして万一、電車で遅延が発生しても、余裕を持って自宅を出れば対応できるのでおすすめです。
ウォーミングアップを行う
体の硬さは声の硬さにもつながります。
オーディション前には動きやすいように、ウォーミングアップして体を温めてください。
また、上記にも記載したリップロールや声帯を開く練習方法も行いましょう。
ポジティブな気持ちで挑む
「失敗したらどうしよう」と考えると、不思議なことに本当に失敗してしまうものです。
心配するよりも、まずは楽しく参加しようという気持ちで挑んでください。
緊張することで本領を発揮する人もいますが、ほとんどが実力を出しきれないのが現実です。
緊張してはならないと思うほど緊張してしまうので、フラットな状態にしておくのも大切。
また、オーディションに参加するときは、ライバルの技を盗むつもりで自分の成長につなげましょう。
声優オーディションで合格する人の特徴
声優オーディションで合格しやすい人の特徴を押さえましょう。
ありのままの自分を見せられる
ありのままの自分を見せられるのは、ただ度胸があるだけではなく、どれだけ場慣れしているかによります。
これまで培ってきた努力や経験によって自信がつき、緊張することもなく人前に立てるようになるものです。
専門学校では本番さながらのカリキュラムも組んでいるので、オーディションに強い体質になりやすいのがメリットといえます。
礼儀作法やプロ意識を持っている
審査員に返答する場合は、目を見てハキハキと話すことです。
意外と当たり前の礼儀作法ができていない人が見受けられます。
また、声優オーディションでは「自分はプロなんだ」という心構えで受けることが大切です。
どうしてもオーディションの雰囲気に飲まれ、萎縮してしまいがちですが、プロ意識を持って最後まで審査を受けるようにしましょう。
オーディションは最後まで何があるかわかりません。
万全の準備を整えている
オーディションに受かるためには、これまでどのような練習をしてきたのかによって決まります。
不安要素がなくなるように努力することで、自信がつくものです。
オーディションの合格だけを目指す人も多いですが、オーディションとは関係なく日頃から声優のプロとして生活しましょう。
募集している役柄に声を合わせている
役柄がすでに決まっているオーディションなら、その声のイメージに合う人が合格しやすいです。
多くのキャラクターを分析し、解釈した上で声を合わせましょう。
これはボイスサンプルを作る前から、役柄への理解を深めておく必要があります。
声優オーディションで審査員が見るポイント
まず、自分が審査員なら声優オーディションで、声優のどこを見るのかを考えてみてください。
そうすることで、オーディションに受かるコツが見えてきます。
第一印象を見る
審査室に入室してきた際の挨拶や、自己PRなどで第一印象が決まるといっても過言ではありません。
「メラビアンの法則」という心理法則があり、「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「話の内容」が7%で決まってくるとされています。
さらに人の印象は3秒で決まるともいわれているのも事実です。
そのため、わずかな時間で、どれだけ多くの審査員に印象づけるのかが大切になります。
声のトーンを少しあげて挨拶するなど、自分がよく見える映り方を研究しておきましょう。
参考:メラビアンの法則とは?定義からビジネスでの活用法まで詳しく解説
声優の能力を見る
第一印象をクリアしたとしても、声優としての能力がなければ厳しい現実が待っています。
審査員があなたを声優として使いたいと思うのは、やはり実力のある人です。
特に滑舌や発声などに関する基礎知識を身につけている人は、見てすぐにわかるもの。
専門学校で基礎をトレーニングしてきた人なら、オーディションに受かりやすい項目です。
声優としての対応能力を見る
対応能力は、いわゆるアドリブに対してどこまでついていけるかです。
審査員から質疑応答やリクエストなどがあったとしても、自分なりに解釈し、堂々と応えられる人がオーディションに受かりやすいでしょう。
また、実際の現場でもキャラクターのすり合わせや、方向性などを合わせます。
どんなことがあってもすぐに対応できる声優は、ゲームやナレーション業界でも重宝がられますよ。
将来性を見る
声優だけではなくどの職業に関しても、人間的に魅力のある人は将来的にも伸びます。
オーディションを開催する目的はさまざまですが、ほとんどは将来的に伸びそうな人を見つけることです。
声優としての魅力を身につけるために、まず自分の声を好きになることから初めてみるのもよいでしょう。
声優オーディションに合格するためには場数を踏める専門学校がおすすめ
ここまでいろいろと声優オーディションに関する情報を記載してきましたが、独学では難しいことがわかりますよね。
基礎知識から技術面を身につけるために、専門学校でみっちり鍛えるのもおすすめです。
専門学校に通いながらオーディション企画に参加できることもあるので、いつ何が起きても挑めるように準備しておかなくてはなりません。
大阪アミューズメントメディア専門学校の声優学科では、オーディション対策として発声練習からボイストレーニングなど、プロから直接教わります。
また、声優プロダクションやナレーター系プロダクション、芸能・音楽事務所など、業界関係者を学内へ招き、プロダクションに所属ができるようにオーディションを随時開催しています。
実際に直接事務所に所属できた学生が、61.3%という高い実績もおすすめポイント。(2022年3月卒業生)
オープンキャンパスに行ってみたい方は交通費をサポートしてくれるので、遠方からくる人でも気軽に参加できますよ。
大阪で声優を目指されている方は「大阪アミューズメントメディア専門学校」で学びませんか?
大阪アミューズメントメディア専門学校の声優学科は、昨年300名を超える在校在校生がインターンシップによりプロの現場で仕事をし、業界進出希望者61.3%がプロダクションへ直接所属しています。
「アニメ系声優」「外画系声優」「ナレーター」「アナウンサー」等、充実した教育でデビュー後にプロとして活動を長く続けられる人材を育てます。ご興味がある方は以下のリンクをご覧ください。
監修・運営者情報
監修・運営者 | 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科 |
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お問い合わせ | 0120-41-4648 |
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中央校