「声優にはどんな人が向いているのだろうか?」と思うことはありませんか?
普通の声でもなれるのか不安に思う場合もあるでしょう。
そんなあなたのために、声優に向いている人の性格について詳しくお伝えしていきます。
是非参考にしてみてください。
- この記事の監修者
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属62.3%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
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声優の適性がある人はどんな人?
ここからは、声優に向いている人とはどんな人なのか、解説していきます。
声優向きの適性は、以下の5つです。
- 声優になりたい強い意志
- 正しい発声
- 豊かな表現力
- 場面に合わせた演技力
- コミュニケーション能力
このような能力を持った人が、声優に向いているといえます。
では声優の適性一つ一つについて、詳しく説明していきます。
声優になりたい強い意思がある
一番大切な適性は、「声優になりたい」という強い意思です。
声優に絶対なりたいという強い意志がある人はこの仕事に向いています。
新人の声優は、月収が10万円も稼げないのは当たり前で、声優以外のバイトをしなければ生活ができません。
また、中堅と呼ばれるようになっても、仕事は基本的にオーディションで勝ち取らなければいけないことから、声優は「成功したい」という強い気持ちがないと続けられない仕事と言えます。
正しい発声が出来る
声優の適性がある人とは、正しい発声が出来る人です。
正しい呼吸法や発音を身につけると滑舌も滑らかになります。
正しい発声が出来ていないと、マイクに声が入りづらいことは勿論、無理に喉から声を出そうとして声帯を痛めることもあります。
声優に向いている人とは、正しい発声で、録音しやすく聞き取りやすい声を出せる人といえます。
表現力がある
声優は、基本的に声だけで演技をします。
表情や体の動きが全く見えない分、高度な表現力が求められます。
役に向き合って、「もしこの役の状況だったらどう感じるだろう」と、役やシーンを掘り下げて演技するのと、しないのでは演技が全く変わってきます。
何度もマイクの前で練習を重ねることで、適性に近づくように自分の表現力を磨く為の努力を続けていける人はこの仕事に向いているでしょう。
演技力がある
演技力があることも声優に向いている人の条件です。
声優は、もともと俳優が副業として始めたのがきっかけで生まれた職業です。
演技ができることが前提で声優をしている方が大半を占めていたために、今でも声優の適性として演技力が挙げられます。
声だけの演技力も大事ですが、近年は舞台に登って実際に体で演技をしている声優も数多くいます。
演技力を磨くことで、声優としての適性を磨き活動の幅を広げることが出来ます。
コミュニケーション能力がある
声優の仕事で、コミュニケーション能力は大切です。
声優の仕事場となるアニメの制作現場では多くのスタッフが熱意を持って取り組んでいます。
声優の仕事とはチームプレーのため、周りの人との協力で成り立っています。
つまり、周囲の人とのコミュニケーションが上手く取れなければ、仕事を円滑に進めることが出来なくなってしまいます。
気配りや心配りを忘れず、良好なコミュニケーションを図ろうとしていく気持ちを持っている人ほどこの仕事に向いているといえます。
声優の適性を伸ばせる性格とは
ここまで声優の適性がある人について解説しました。
自分には適性がないかもしれない、と思った方もいるのではないでしょうか。
しかし実は、声優としての適性を伸ばせる性格があります。
それが主に以下の3つの性格です。
- 常に前向きな性格な人
- 自分の課題に対して努力を続ける人
- 映画や小説などをよく読み、想像力が豊かな人
なぜこのような性格が声優に向いているといえるのか、詳しく見てみましょう。
常に前向きな性格な人
常に前向きな人は、どんな場所でも頑張ることが出来きます。
声優の仕事に限らず、前向きな考えを持っていることに悪いことは殆どありません。
声優を仕事にしていくためには、沢山のライバルたちに勝ち、声優としての価値をアピールしなくてはなりません。
声優はほとんどオーディションで仕事をもらう選抜制が多いこともあり、数多くのオーディションを受けなければならないでしょう。
そこで望まない結果になることもあるかもしれませんが、それは誰もが通る道です。
悪い結果にもめげずにチャレンジし続けられる前向きな性格の人ほど、この仕事に向いているといえます。
自分の課題に対して努力を続ける人
自分の課題に対して努力を続けることが出来る人も、声優に向いているといえます。
声優は、基本的にオーディションで仕事を取っていく職業です。
知名度がある声優でも努力を怠るとあっという間に他の人に仕事を持っていかれてしまいます。
常に自分の課題を見つけ、修正していく努力を続けられなければ、声優として長く活躍することは難しいといえます。
そのため、仕事の中で自分の課題を意識し、修正していくのが習慣になっている人ほど、声優になれる可能性が高まります。
映画や小説などをよく読み、想像力が豊かな人
映画や小説などをよく読んでいる想像力が豊かな人も声優に向いています。
アフレコの台本を渡されたらすぐに「この役はこんな気持ちなのだ」と理解し、「こんな声で話すだろう」と想像してみることが声優としてとても大切になります。
自分の気に入った作品だけを選んでアニメや本を読むのではなく、あらゆるジャンルの作品に日頃から触れてみてください、その積み重ねで想像力が鍛えられます。
声優に向いていない人とは
ここまで声優に向いている人についてお話ししましたが、逆に向いていない人とはどんな人なのでしょうか。
以下の3つの特徴を持つような人は声優という職業が向いていない可能性があります。
- 自発的な努力ができない
- 常にマイナス思考
- 責任感がない
この項目が当てはまるかどうかが声優としての適性に関係してくるので、今から1点ずつ確認してみましょう。
自発的な努力ができない
始めに、自発的な努力ができない人は声優にあまり向いていません。
なぜなら声優は努力が多い職業だからです。
声優の仕事をしたい人は多くの人数が存在しますが、その中で食べていける人はほんの一握りです。
今声優として活躍されている方は見えないところでも常に努力を重ねており、有名な声優さんでさえ、新人に負けないように毎日努力して鍛えています。
自発的な努力ができない人は、声優として活躍できる可能性が低く、適性がある性格とはいえないでしょう。
常にマイナス思考
次に、マイナス思考な人も声優の仕事に適性があるとはいえません。
具体的にはマイナス思考でいつもよくよしていると、オーディションなどでなかなか評価が上がらないことや、仕事の関係者やスタッフから煙たがられること、明るいキャラクターを演じることが難しくなること、などのマイナス要因の源泉になってしまいます。
マイナスに考えた後は気持ちを切り替えて、様々なことに挑戦してみましょう。
些細なことは気にせず、前向きな態度で生活しているとチャンスを掴み取ることができます。
責任感がない
最後に、責任感がない人も声優の仕事に適性があるとはいえません。
声優は実力主義の世界ですが、実力だけで決まるかというと必ずしもそうとは限りません。
新人の時代は基本的に端役ばかりですが、たとえ小さな仕事でも責任を持ってやりきることが大切です。
責任感を持って仕事をする人は少しずつ監督やスタッフの信頼を得て、仕事をもらいやすくなり、信頼の積み重ねが最終的な成功につながるのです。
声優を目指す強い気持ちと同じくらい強く責任感を持って仕事に取り組むことが必要です。
声優に向いてなくても、なりたい方へ
今まで載っていた声優の適性が当てはまらず「自分は声優に向いてないのかな?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、言い換えてしまえば自身がコンプレックスとしていることは、逆に長所として生かすこともできます。
声優になるという夢を諦めず、前に向かって進んで行くことが大切です。
コンプレックスは声優にとって長所になるかもしれない
コンプレックスは声優にとって長所になる場合も多くあります。
人見知りや根暗な性格の方でも、実際に声優として働いている方はたくさんいます。
コンプレックスを克服したいという思いは、声優になる上で非常に大きな武器になるでしょう。
まとめ
今回の記事では、声優としての適性について、詳しく解説してきました。
参考になりましたか。
最後に、ここまでの内容を簡単に振り返ってみましょう。
- 声優には適性がある
- 声優の適性を伸ばせる性格がある
- 声優に向かない人もいる
今回は、声優の適性について詳しくみてきましたが、参考になりましたか?
向いている性格はありますが、あくまで向いているというだけの話でどんな性格の人でも努力次第で声優になることはできます。
本気で声優になりたいという気持ちがあるのなら、適性について考え過ぎるのではなく、声優に求められる能力や気持ちの持ち方を身につけることを第一に考えるのが大切だと言えるでしょう。
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