日本のアニメは国内にとどまらず、世界中で親しまれるようになりました。
加えて、スマートフォンの普及と高性能化によるソーシャルゲームの流行に伴って、声優の需要はどんどん拡大しています。
しかし、同時に声優は人気の職業となり、志す人が急増しておりなかなか一人一人に仕事が行き渡らないという状況にもなっています。
今回はそのような声優業界の現状と将来性について詳しくお話ししていきたいと思います。
- この記事の監修者
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属62.3%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
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声優の仕事
将来性や現状についてお話しする前にまず、それらをより理解していただくために声優がどのように仕事をもらい、収入を得ているのかについてご説明します。
声優が仕事を得るためにはまず、役をもらうためのオーディションを受けます。
そのオーディション情報は、所属する事務所やマネージャーからもらい、合格してようやく仕事がもらえます。
事務所に入れば仕事がもらえるというわけではなく、あくまで仕事をもらうチャンスを得られるようになったというだけなので、気を抜いている暇はありません。
声優を目指している方がいましたら、決して事務所に所属することがゴールではないことを、まず頭に入れておくと良いでしょう。
声優の収入
基本的に声優の給料は歩合制で、実力と仕事量により収入が決定します。
声優のギャラは日本俳優協会が定めたランクに従って一定の金額に固定されており、ランク適応外となれば、上限がなくなります。
ちなみに、このランクというのはデビューからの年数に応じて上がるので実力は関係ないのですが、決して高い額とは言えないのが現状です。
しかし、ある程度の実力と人気を獲得するとそのランクの対象から外れ、交渉次第ではたくさんのギャラをもらうことができるので、そうなれるように多くの声優が日々努力を積み重ねています。
なので、声優の収入は努力の積み重ねによって変動すると覚えておくと良いでしょう。
それでは次は、いよいよ声優業界の実態と将来性について切り込んでいきましょう。
声優業界の現状
今日、アニメの人気は日本国内にとどまらず、今では世界中で親しまれるようになりました。
そうした世界的なアニメブームに加えて、スマートフォンの普及と高性能化にともない、ソーシャルゲームの流行により声優の需要は日々高まっています。
また、声優という職業が注目されることも増え、テレビや雑誌で取り上げられているところをよく目にするようになりました。
歌手としてデビューする声優も今では少なくありません。
そうした注目を集める声優業界にあこがれ、声優を目指す人もまた急激に増えてきています。
しかしながら、声優の仕事が拡大しているとは言うものの、声優自体が増えすぎてきており、一人一人になかなか仕事が行き渡らないという問題も起きています。
では、一見華やかに見える声優業界で起こっている問題について、もう少し詳しく見ていきましょう。
声優業界の問題点
声優業界でもっとも問題となっているのは、先ほども少し触れた声優が増えすぎているという点です。
声優の仕事は確かに増加傾向にありますが、それでも声優自体の増加が仕事の数を上回っており、まったく足りていないというのが現状です。
現在、声優を目指している方の数が30万~50万人と言われており、それに対して、声優の仕事だけで生活できているのは300人程度と言われています。
ただでさえあまり多いと言えないギャラの中で、少ない仕事をこなしていただけでは生活していけませんので、何かしらの副業をしている人がほとんどです。
近年はコスト削減の観点から新人声優が起用されるケースが増えており、一部の人気声優が仕事を独占するということもあまりありません。
それでもやはり、仕事が行き届いていないのが現状です。
声優業界の将来性
では、問題点を踏まえた上で声優業界の今後を見ていきましょう。
声優の需要は拡大傾向にあり、これからも少しずつ仕事は増えていくと思われます。
加えて、テレビや雑誌の取り上げられることも多くなっているので、これからますます注目されることが予想されます。
しかしながら、近年高度な発達を遂げているデジタル音声技術に仕事を奪われてしまうのでは、という危惧もあります。
そちらの方が、声優を一人一人キャスティングするよりも、圧倒的に低コストで済んでしまうからです。
なので、仮にデジタル音声技術がその役割を取って代われる時代が来たとすれば、声優一人一人のタレント性を積極的に売り出していく必要がありそうです。
まとめ
声優の将来性についてはいまだ不明瞭な部分がありますが、今現在で言えばその需要は拡大していますし、決して将来性のない職業ではありません。
しかしながら、競争の激しい業界ではあるので、声優として仕事を続けていくには、やはり不断の努力が必要になってくると思います。
将来声優になりたいと考えている方、声優に興味を持ち始めている人も、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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