声優業界を志す場合、年歳を重ねるごとに難しくなっていく傾向があります。
その理由は順を追って説明しますが、20代ですと声優として成功する可能性は多いに残っているでしょう。
今回は声優業界の現状と同時に、年齢を重ねると声優を目指すのが難しい理由について述べていきます。
これから声優を目指す方や、目指したいけれど自身が無いという方は是非とも参考程度に目を通してみて下さい。
- この記事の監修者
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属62.3%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
- 柿原徹也さん、白井悠介さん、降幡愛さんなど、AMG卒業生の人気声優もたくさんいらっしゃいます。
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- 大阪アミューズメントメディア専門学校 声優学科は、プロダクション直接所属62.3%。 インターンシップではプロの声優と一緒に仕事ができ、学生のうちから現場を経験できます。
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20代から声優を目指すのが難しいと言われる理由
声優は若い内から目指さないと難しいと言われていますが、それは果たして本当なのか?
答えを申し上げますと、少なくとも間違ってはいません。大体は正解と言っていいでしょう。
その理由についてですが、そもそも声優業界は競争率が非常に激しく、仮に10代から目指すとしても難しい位です。
声優としての才能や技術を持った上で、自分にしか無い個性を出していかない限りはかなり厳しいでしょう。
そして声優を目指す大半の方が10代〜20代の若者ばかりです。つまりは競い合っている多くは若い世代ということになります。
またアニメやゲームの場合、ほとんどのキャラクターが10代〜から20代の若者に向けて作られているため、若い年齢の人が求められやすいです。
例えば年齢が10歳のキャラクターの役を選ぶ際、一切の状況が無い中「18歳の志望者」と「23歳の志望者」の二択に迫られた場合、多くの人が若い方の「18際の志望者」を選ぶでしょう。
このような理屈で、声優業界は年が若いというだけで有利になってきます。
声優としてのスキルや魅力的な個性を出していかない限り、20代〜30代から声優を目指していくのは結構厳しいかもしれません。
ただ20代であれば今からでも間に合います。逆に言えば、今何かを始めなければならない時期と言っても過言ではありません。
早い内に行動を起こさないと月日が経つにつれて声優デビューの兆しが薄くなってしまいますので、本気で声優になりたいと思うのであれば一刻も早く行動を起こしていきましょう。
後ほど「20代が声優を目指す方法」について述べていきますので、出来ればそこも目を通してみて下さい。
声優が演じるキャラクターは実年齢を伴わない
キャラクターと演じている本人のギャップに驚く事がよくあると思います。
これについてですが声優は画面上に映らないので、演じている本人とキャラクターの年齢が同じである必要はありません。
つまり実力のある声優は活動の幅が広く、反対に新人声優の場合はその中に入り込むのが難しくなっています。
新人声優の多くは、この辛い時期を乗り越えなければなりません。
結局の所は才能と技術が問われる世界なので、本人の努力次第では幾らでも可能性が残されています。
1つの作品に複数のキャラクターとして出演可能
よくアニメで1つの作品に同じ声優が出演しているのを見たことがあると思いますが、収録によっては1つの作品で同一人物が複数のキャラクターを演じることがあり、その多くが人気と実力を兼ね備えた声優です。一人で複数を演じる場合、メインで演じているキャラクターの他、その取り巻きのキャラクターも演じます。
そのため新人声優にとってみれば入り込む余裕が無く、セリフの多いキャラクターは人気声優に独占されてしまうことが多いです。
ですから新人声優は、いつの日かキャラクターの役を多く勝ち取る為にも十分なスキルを磨いていく必要があります。
裏かぶり等の業界ルールが存在しない
裏かぶりとは「裏番組」のことです。
これはある番組が行われている際、その番組と同じ時間帯に放送している他局の番組を言います。
テレビタレントの場合はメイン番組と裏番組を重複する行為はタブーとされていますが、声優業界には裏番組のルールが基本的に設けられていません。
そもそも声優はキャラクターを演じる訳ではなく声というナレーションを演じるので、一般的なタレントとは仕事内容が全く異なります。
ルールに縛られない点は一見メリットのように感じられますが、その反面、実力派声優の活動の範囲が広がることを意味しますので、新人声優の入り込む隙が少ない1つの要因と言えるでしょう。
年齢制限のある声優養成所も多い
声優養成所や声優専門学校の中には、長く活躍できそうな人材を確保する為、年齢の上限を定めている所が多々あります。
その多くが、18歳〜25歳という範囲で定められており、年齢が40〜50代などの場合、中々厳しいと感じてしまうのが運営側の本音です。
しかし全ての声優養成所が年齢制限を設けている訳ではなく、そういった年齢制限を定めていない所もあります。
ですから年齢に不安を感じている方でも、そういったルールが無い声優養成所であれば問題なく所属することが可能です。
>>声優になるには何が必要?リアルな収入や仕事内容を詳しく解説!
20代から声優デビューをする方法
20代の場合、声優デビューの可能性は多いにあります。
反対に、デビューの可能性が残されているのは今しか無いと危機感を持った方が良いでしょう。
若い方が重宝されやすい業界ですので、そういったハンディーを多少は背負いながら頑張って行く必要があります。
一刻も早く養成所に所属する
20代で声優を目指している方は、なるべく早く声優養成所に所属することをお勧めします。
声優養成所は拘束時間が短いため、普段のお仕事と両立しながら通うことが可能です。
しかし、この間にも多くのライバル達がリードを進めており、そのライバルの多くが10〜20代の若者達です。
ですから一刻も早く声優養成所に所属して着実にスキルを磨いていく必要があるでしょう。
彼らとの差を埋める為にも、まずは基礎を早い段階で叩き込み、その後は実践的な技術を身につけていく必要があります。
後々になって後悔しないよう、まずは今できることから始めていきましょう。
声優の専門学校やスクールに行く
声優専門学校やスクールに場所に通い、声優に必要なノウハウを確実に身につけていくのも1つの手段です。
こういった場所は生徒に向けて充実したカリキュラムを設けているため専門的な学習はもちろん、社会人としての挨拶やマナーなど常識的な事も学べます。
声優専門学校独自の就職システムで成功するためのノウハウを身につけていくことが出来るので、本気で声優を目指したい方は声優専門学校に通うと良いかもしれません。
また卒業後の進路は声優だけに限らず、アニメターやキャラクターデザインなど非常に幅広いです。
声優に限らず他の新たな発見もあるかもしれないので、今後の視野を広げていくという面でも声優専門学校は魅力的です。
さらに声優専門学校で一通りの学習を終えると、声優事務所の開催しているオーディションに挑戦することが出来ます。
オーディションに合格する事で事務所への所属が決定し、その後は声優としての道のりが格段に広がるでしょう。
事務所主催のオーディションに合格する
声優オーディションは、声優を目指している方々に向けて開催される声優の登竜門です。
オーディションに合格することで、プロの声優としてデビューを飾ることが出来ます。
ただオーディションを受けるには主催する声優事務所に所属しなければなりません。
事務所に所属する方法としては、主に以下の2つです。
・声優専門学校を修学後、事務所が開催しているオーディションを受ける
・事務所に付属している声優養成所に通いオーディションを受ける
まずは事務所に所属するための条件を満たしましょう。
事務所の所属が見事決まれば、新作アニメが始まる度にオーディションに出場できます。
オーディションでは、アニメのキャラクターのボイス担当を決めたり、映画や海外ドラマの吹き替えの担当者を決めたりと、所属先によって試験内容はさまざまです。
またオーディションの中には未経験でも受けることの出来る一般公募オーディションというものが存在します。
一般公募オーディションは通常よりも参加資格が緩いため、未経験の方は挑戦してみると良いかもしれません。
毎年多くの方がオーディションでの合格をキッカケに、声優として華やかな道を切り開いています。
20代から声優デビューする為のポイント
20代からデビューするためのポイントについて紹介していきます。
社会人経験を生かす
声優を目指す傍らアルバイトや正社員で働いているという方は、職場で学んだ経験を活かしていくと良いでしょう。
何よりも声優という職業はコミュニケーションがとても大切になります。
声優は現場やイベントで関係者と触れ合う機会が多く、お仕事の範囲を広げていくためにも周囲と良好な関係を築いたり、自分を上手く発信することが大切です。
また社会人経験を積んでいるということは、それなりの苦労を知っているということになります。
ですから目指している途中に困難な壁が立ちはだかったとしても、社会経験で得たバイタリティーを発揮してめげずに立ち向かっていけるでしょう。
その他にも挨拶やマナーなど、お仕事である以上はある程度の常識が備わっている必要があります。
ですから社会人らしいビシッとした姿勢を見せることで、演技以外の人間的な部分も評価してもらえるでしょう。
限られたチャンスを有効に使う
声優になる為のキッカケやチャンスは至る所に存在します。しかしチャンスはいつまでも続かず、過ぎ去っていく時間の中で何とか自分の手のひらに手繰り寄せなければなりません。
何度も言いますが声優は若い方が有利な稽古にあります。まだ20代であればチャンスを掴み取れる可能性は十分に残されているでしょう。しかし30、40と年を重ねるに連れて、そのチャンスは段々と減っていきます。
限られたチャンスを掴み取る為にも、あらゆる方法の中から有効な一手を選んでいかなければなりません。
そのためにも、あらゆる行動を取って積極的にチャンスを探る必要があります。
まとめ
今回は20代の方が声優を目指す方法についてお話しさせて頂きました。このように声優を目指す方法には様々な種類が存在するため、自分に合った手段を選ぶと良いでしょう。
また声優養成所や声優専門学校に通うことがゴールではありません。それらはあくまでも通過点に過ぎず、本当の意味でのゴールはプロの声優として安定した未来を築いていることです。
そのゴールに辿り着く為にも、常に危機感を持って積極的に動いて行きましょう。
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