近年配信界隈でよく耳にするようになった「Vライバー」。顔出しで配信しているライバーに負けず劣らずの人気を集め、ここ数年で盛り上がりを見せている界隈です。
今回は、Vライバーとは一体どのような配信者なのかについてわかりやすくまとめました。また、VTuberとの違いや、Vライバーのメリットやデメリット、気になる収入についても解説しています。
Vライバーとは
Vライバーとは、「Virtual Liver(バーチャルライバー)」の略で、バーチャルのキャラクターに対応している配信アプリで顔出しせずに配信をする人のこと。トークに合わせてキャラクターを動かしながら配信します。
ここ4〜5年で知られるようになった配信スタイルで、まだまだ知名度は高いとは言えませんが、Vライバーとして活躍し収入を得ている人も少なくありません。
代表的なVライブ配信アプリ
Vライブ配信ができる配信アプリは、
・REALITY
・IRIAM
・17 LIVE
などが代表的です。
REALITY(リアリティー)
REALITY(リアリティー)は、アバターによるキャラメイクができるので手軽に配信をはじめられるのが特徴です。グリー株式会社を親会社に持つREALITY株式会社によって運営されています。
アプリ内の課金で回せるガチャでアバターをカスタマイズできるので、Vライバー自身もゲーム感覚でアプリを楽しむことができます。
IRIAM(イリアム)
IRIAM(イリアム)は、オリジナルのイラストをVライブのキャラクターにできるのが特徴です。「立ち絵」と呼ばれるイラストを読み込ませれば、目と口が配信に合わせて動くようになります。
高い技術力とオリジナリティが魅力のライブ配信アプリです。
17 LIVE(イチナナライブ)
17 LIVE(イチナナライブ)は、顔出しのライブ配信アプリとしても知られていますが、Vライブ配信にも力を入れはじめています。
17 LIVEのアプリ以外に、バーチャルキャラクターを表示するためのアプリが別で必要になりますが、知名度が高いことや利用者が多いことで多くの人に出会えるのがメリットと言えるでしょう。
VライバーとVTuberとの違い
Vライバーとよく混合されがちなのが、VTuber。バーチャルのキャラクターを使って配信するという点では同じですが、
・配信媒体
・初期費用
・収益
などに違いがあります。それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
配信媒体の違い
Vライバーは「バーチャルライバー」の略ですが、VTuberは「バーチャルユーチューバー」の略。
つまり、Vライバーはキャラクターを介してライブ配信を行う人のこと、VTuberはキャラクターを介してYouTubeで活動する人のことを指します。
初期費用の違い
VライバーとVTuberでは、かかる初期費用にも違いが出てきます。
比較的安価なのはVライバー。配信したいアプリ内でキャラクターが作成できる場合がほとんどで、そうでない場合も別アプリを使って無料で作成できるので費用がほとんどかかりません。
対してVTuberでは、自分で描ける場合を除いてキャラクターのイラストをプロに外注する必要があります。費用は数万円〜数十万円程度です。
また、YouTubeに動画投稿をすることになるので、動画編集に必要なPCやソフトが必要になります。ゲーム動画の投稿にはキャプチャーボードやヘッドセットなど周辺機器も揃えなければなりません。
収益の違い
Vライバーの主な収益源は投げ銭です。リスナーが投げるギフトやアイテムなど、チップのようなものを受け取ることで収入となります。また、サービスによっては時給が出る場合もあります。
対してVTuberの収益源は動画の広告収入です。youtubeLIVEを行う場合は、スパチャと呼ばれる投げ銭も収入に入ります。
どちらもすぐに収入が得られるようになるわけではないので、継続することが大切になってきます。
Vライバーのメリットとデメリット
ここで、Vライバーのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリット
Vライバーのメリットは何より、スマホもしくはPCさえあれば手軽にはじめられることです。前述したように初期費用もかからないので、「興味があるので試してみたい」という気持ちからでもチャレンジしやすいでしょう。
また、はじめてすぐでも集客しやすい仕組みが各配信サービスに組み込まれているのもメリットの一つ。人気の配信者が一覧になっているタブとは別に新人Vライバーが一覧になっているタブがあるため、リスナーに認知されやすくなっています。
うまく配信を進めることができれば数か月で有名Vライバーになることも夢ではありません。手軽にはじめられて、チャンスを掴みやすいのがVライバーのメリットです。
デメリット
デメリットとして挙げられるのは、収入が安定しない点です。
収入のほとんどはリスナーからの投げ銭なので、日や月によっては投げ銭が少なく、その分収入が減ってしまうことがあるため、仕事をVライバー1本にできるまでには時間がかかるかもしれません。
また、多く稼いでいるVライバーはほぼ毎日配信をしています。新たなリスナーに出会ったりコアなファンを増やしたりするためには、大体決まったスケジュールで配信を続けることが重要になってくるのです。
配信を減らせばその分収入も減るので、定期的かつ継続的な配信をしなければ収入を得ることができないのがデメリットと言えるでしょう。
Vライバーでもらえる収入
気になるのが、Vライバーの収入事情。前述したようにVライバーの主な収入源は投げ銭なので、かなりばらつきがありますが、
・トップVライバー:100万円以上
・中堅Vライバー:10〜30万円
・新人Vライバー:0〜10万円
といったところを目安にするのがいいでしょう。
ただし、Vライバー事務所に入っている場合は1〜2割は事務所側に入ることを考えると、もう少し手取りが少なくなるケースもあります。
Vライブ配信界隈は今後どんどん盛り上がることが予想されます。そのため、今以上の高収入を得られるライバーが現れるのも遠い未来ではありません。Vライバーとして成功したいと考えている人は、今からコツコツとファンを獲得していく努力をしておいて損はないでしょう。
Vライバーになるには?
最後に、実際にVライバーになるにはどのようなステップを踏めばいいかについて紹介します。
Vライバーになるには、
①どのサービスで配信するか決める
②キャラクターを作成する
③配信機材を揃える
の3ステップを踏んでいきましょう。
どのサービスで配信するか決める
まずは、数多くあるVライブ配信サービスの中からどのサービスにするか決めましょう。
決めるときのポイントは、
・キャラクターの作成機能があるか
・ユーザー数は多いか
・投げ銭の還元率はどの程度か
・時給制度はあるか
・やりたい配信内容に対応しているか(ゲーム配信、歌配信など)
などです。
キャラクターを作成する
ライブ配信サービスを決めたら、実際にキャラクターを作成します。
キャラクターの作成機能がある場合は工程に沿って進めていくだけでOK。
イラストを用意しなければならない場合は、自分でイラストを描く、もしくは好みの絵師やイラストレーターに依頼をかける必要があります。
他との差別化を図りたい場合は、オリジナルのイラストを用意するのがおすすめです。
配信機材を揃える
クオリティの高い配信を行いたい場合は、配信機材を揃えるのがおすすめです。主な機材は、マイク、ヘッドホン、オーディオインターフェースなど。
配信によく使われるオーディオインターフェースは、YAMAHAのAGシリーズです。比較的安価に手に入れることができ、ボタン一つでエコーをかけたり、BGMを流したり、アプリを使えば効果音を鳴らしたりすることもできます。
また、しっかりとした環境で配信したい人は、ゲーミングチェアやスマホスタンドなどを用意するのもおすすめですよ。
まとめ
以上、Vライバーについてでした。Vライブ配信がどんなものかを知りたいのであれば、まずは気になるアプリをインストールしていろいろな配信を見て回るのもおすすめです。
リスナー層や投げ銭の相場、実際に見てみなければ感じられない空気感などもあるので、情報収集しておくといいでしょう。
その上で、「自分もやってみたい」と思えたら、まずは空き時間からでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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