小説家になるための文学賞って?おすすめの文学賞を紹介

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    小説家を目指す者にとって、文学賞をとるということは大きな目標ですよね。

    もし自分が文学賞をとれたら、その後はどういったビジョンを思い描くでしょうか。

    この記事では、小説家を職業にしたいと考えている人におすすめの文学賞についてご紹介します。

    そもそも文学賞ってどんなもの?

    文学賞とは、優秀な文学作品やその作家に対して与えられる賞の総称です。

    文学賞は大きく2つに分けられます。

    1つは、まだ文壇に登場したことがない新人が執筆した未発表の作品を、公募して選考し、授与する公募新人賞

    もう1つは、新聞や雑誌への掲載や、単行本の刊行などで、既に発表された作品やその作家に授与する、公募ではない文学賞です。

    その他にも児童や幼児向けの童話や絵本などの児童書を対象とする、児童文学賞などがあります。

    文学賞の名称は、出版社やレーベル、主催者の名前、そして文学の歴史に大きな功績を残した作家にちなんで名付けられていることが多いです。

    文学賞を狙うなら新人賞を

    文学賞を受賞して小説家になることを目指すのであれば、新人賞を狙いましょう。

    もちろん新人賞を受賞することは簡単なことではありません。

    しかし、作家を発掘し育てるという目的で行われている新人賞を受賞すれば、これから小説家として活躍できるチャンスに恵まれます。

    各社の新人賞は、文学系エンターテイメント系に分けられていることが多いです。

    エンターテイメント系の新人賞

    エンターテイメント系の新人賞次に、数ある新人賞のうち、エンターテイメント系の作品に適している賞をいくつかご紹介します。

    小説すばる新人賞

    集英社が主催している新人賞で、受賞作は集英社から単行本が刊行されます。

    ジャンルは不問で、作品の面白さが重視されて評価される傾向にあり、直木賞作家も排出している新人賞です。

    応募枚数は400字詰め原稿用紙で200枚以上500枚(8万字〜20万字)以内。

    受賞した際の賞金は200万円です。

    オール讀物新人賞

    文藝春秋が主催している新人賞で、短篇小説のエンターテイメント全般が対象です。

    応募枚数が他の新人賞よりも少ないのが特徴で、400字詰め原稿用紙で50枚以上100枚(2万〜4万字)以内になっています。

    受賞した際の賞金は50万円です。

    小説現代長編新人賞

    講談社の主催している新人賞で、応募枚数は400字詰め原稿用紙で250枚以上500枚(10万〜20万字)以内です。

    朝井まかて、伊集院静、五木寛之、皆川博子、北原亞以子、勝目梓といった多くのベストセラー作家を輩出してきました。

    受賞した際の賞金は300万円で、新人賞の中でも最高額になります。

    純文学系の新人賞

    純文学系の新人賞エンターテイメント系の新人賞に続いて、純文学系の新人賞をいくつかご紹介します。

    すばる文学賞

    集英社が主催している新人賞です。先ほどご紹介した小説すばる新人賞はエンターテイメント系の賞であり、こちらは純文学系の賞です。

    既存の文学観を逸脱するような作品と、気鋭の新人が求められます。

    応募枚数は、400字詰め原稿用紙で100枚以上300枚(4万字〜12万字)以内で、受賞した際の賞金は100万円です。

    群像新人文学賞

    講談社が主催している新人賞で、群像とは、1946年に創刊された講談社の最も歴史ある文芸誌です。

    応募枚数は、400字詰め原稿用紙で70枚以上250枚(2万8千字〜10万字)以内と字数自体は少なめになっています。

    村上春樹、高橋源一郎、村上龍といったベストセラー作家を輩出した賞で、受賞した際の賞金は50万円です。

    新潮新人賞

    新潮社が主催している新人賞です。

    新潮は、1904年に新潮社から創刊され100年もの歴史がある文芸誌。

    応募枚数は、400字詰め原稿用紙で250枚(10万字)以内と比較的少なめで、短篇の応募も可能になっています。

    受賞した際の賞金は150万円です。

    文学賞を狙うなら傾向を理解しよう

    文学賞を狙うなら傾向を理解しようどの文学賞にも、求められる作風というものが存在します。

    自分の作品とその文学賞の求めるものがマッチしていないと、いくら力作に仕上がっても評価されない場合があるのです。

    これは極端な例ですが、例えば、ライトノベルを純文学系の賞に応募しても審査員に見てもらえませんよね。

    新人賞を狙うのであれば、ますは各新人賞でどのようなテイストの作品が受賞しやすいのかを、しっかり理解しておきましょう。

    同じ作品でも、ある新人賞は落選し、別の新人賞に応募したところ評価されたということもあるので、作品と賞のマッチングは非常に大事になってきます。

    まとめ

    ここまで、小説家を目指したい人におすすめの文学賞、新人賞と、新人賞を狙うときのポイントについてお伝えしてきました。

    小説家を目指すのであれば、まずは小説の書き方の基礎ができているか、文章の表現が適切かといったことを若い段階から振り返っておく必要があります。

    近年では、小説投稿サイトからデビューする小説家も増えたため、独学で小説を書いている人も多いかもしれません。

    しかし、文学賞を狙うのであれば、しっかりとした基礎を身につけて且つ、個性的な表現ができるよう、専門の学校で学ぶことをおすすめします。

    大阪アミューズメントメディア専門学校のノベルス文芸学科であれば、1年時にしっかりと小説創作の基礎を学ぶことができ、2年時には自分の書きたいジャンルに特化した勉強ができるカリキュラムが用意されていますよ。

    無料の資料請求や体験説明会があるので、まずは気軽に学校の様子を覗いてみてはいかがでしょうか。

    >>小説家になるにはどうすべき?誰でもなれるのか

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