株式会社WIT STUDIOに内定した餅川 和章くんロングインタビュー|お知らせ
株式会社WIT STUDIOに内定した餅川 和章くんロングインタビュー
『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』など数々の衝撃作品を世に送り出し、2017年4月からは『進撃の巨人 season2』の放送が決定した(株)ウィットスタジオ。
そんなウィットスタジオに制作進行として内定が決まった餅川くんに、アニメ監督・演出コースとしての学校生活や、制作の様子、そして就職活動の状況などのインタビューを行いました!
元々ものづくりが好きで、何か面白いものを作って発信するということがしたかったんです。学校に入る前は建築会社で仕事をしていて、家を作るという現場に多く携わって来ましたが、(その家の持ち主の)お客さんだけでなくもっと広く発信したいなと思っていました。
ネットが普及して、映像なら広く多くの人に面白さを伝えることができるんじゃないかと思い、更にアニメは一人では絶対に作れないところが面白いと感じたので、自然とアニメーション制作を選んでいました。
1年次のアニメ制作でデジタル作業を担当する餅川くん
ネットで専門学校を探していて見つけたんですが、調べていくうちにとにかく就職実績に圧倒され、広島から説明会に参加してみました。
カリキュラム説明を聞いて、自分がやっただけの苦労も成功も、見返りと言うか…自分の中の経験値になると感じたことが大きいです。
広島にも専門学校はあったのですが、まずは実家を出て、より厳しい環境で学びたいと思っていたのでAMGは僕には合っていました。
最初に学校に電話で連絡したのが2月終わり頃で…かなりぎりぎりですよね。
時期も時期だったので、「やると決めたらやる!!」とすぐ行動しました。
実は僕は一番年上なんですが、その点で少し苦労しました。
幼い頃観ていたアニメや、興味を持った話題が同年代とは違う部分もあり、ジェネレーションギャップを感じることも多々ありましたね(笑)
でもそこが専門学校の面白いところでもあると思います。僕自身、仕事をしていたときは現場監督を務めたこともありますが、19歳の子たちをまとめようとすればするほど反発もあったりして…「仕事を任せる」って難しいなあと思う部分が多かったです。そういった意味では自分の中で、人との付き合い方を学べたのは良い経験だなと思います。
もちろん、若い子たちの面白くて柔軟な発想も勉強になりますし、アニメ好きなのはみんな一緒なので、学校の内外に関わらず遊んだりもしますよ。
僕はアニメ監督・演出コースですが、デッサンの講義が好きですね。
物の見方・捉え方がイラストとは違って、自分らしい表現が一番出来ると思います。
絵の上手い・下手じゃなくて、構図と質感をどこまで汲み取って描けるかが反映されるので楽しいです。
もうめちゃくちゃあります(笑)
強いて言うなら、制作進行として「人を動かすこと」が一番難しいと思いました。
進行として、ただのクラスメイトというだけでなくその人の好きなものや苦手なこと、趣味や特技なんかも知らなきゃいけない。だから、制作中の個人的な目標は「どれだけその人を知って的確にフォローできるか」という事でした。
夏は監督、冬は制作デスクを務めていたので、管理するものが大きく違うところも経験値になりました。監督は作品の管理、デスクはスタッフの管理ですね。
あと、僕は在職中に良く「考えて行動しろ」と怒られていたのですが、学校に入ってからはそのクセが抜けました。一手も二手も先を考えて行動する、更にそこに自分のメリットもあるように考えて動くのが当たり前になりました。
僕は夏に共同制作の監督を務めていたので、自分の考えた表現・世界観がこんな風に完成して世に出るんだなーとリアルに感じました。
上映会に来ていただいた方に作品を観てもらって、直接感想をもらう。こんな機会はそうそうないと思います。あとは、ワークショップで実際にアニメを作って動かしてもらって、知ってもらえたことが良かったですね。
アニメーション制作会社の説明会にもたくさん参加して、初めてわかることも多かったです。
本当にやりたいことを伝える難しさ以前に、何度も添削を受ける中で「こんなに文章の書き方を知らなかったんだな…」と痛感しました。
書類で不合格、面接で不合格…就活が上手くいかなくて落ち込んでいたんですが、8月頭に中武さん((株)WIT STUDIO代表/AMG卒業生)が学校に来られる機会がありました。
その時に、制作進行希望の学生だけ中武さんとお話する場を設けていただいて…そこで自己紹介を終えたあと、「内定がほしい、業界で働きたい」とお話したんです。
そこから自分のしたいこと、将来像、アニメをどう仕事にしていきたいか…とにかく全部自分の言葉で伝えました。敬語とか、ぐちゃぐちゃだったかも(笑)
自分という人間を、良いところも悪いところも含めて見てもらえたので、「中武さんとお話できるなんて貴重な時間を過ごせたなー」とただそれだけで満足でした。
ですが、その後帰る準備をしていた時、キャリアセンターの先生が「今すぐ履歴書を準備して!」と走ってこられたんです。中武さんが持って帰られるとのことで、大慌てでたまたま1枚だけ持っていた履歴書を全て記入しお渡ししました。 まさかまさかと思っていたら、数日後に中武さんご自身から電話をいただきました…。
講評会で中武さん(右)と話す餅川くん(真ん中)
突然の内定の連絡で、頭がまっしろになりました。もう、「ありがとうございます」しか言ってなかったと思います。学校がお盆休みの間だったので、急いで担任の先生にも電話をして…報告している間にやっと実感が湧いてきました。なんかもう、今でも信じられないです。
本当にやりたいことを仕事にしたいなら、行動しないと意味がない。
アニメ好きな人って大勢いるけど、作る側に行きたい人はその中でも少ない。
僕もやりたい、学校に通いたいと思ってから3年間仕事をして学費を貯めました。仕事をする前、大学も辞めてます。辞めて辞めてを繰り返してきたけど、そのおかげで「絶対やるしかねえ」と常に思っています。
今自分はアニメ業界の入り口に立ったばかりですが、ここはゴールじゃないので、これからもやるしかねえ!と思ってます。
あと、縁はとても大事だと思うので、今自分がいる環境とか関わってる人とか、何がきっかけでどう繋がるかわかりません。そういった事も意識しておいた方がいいなと思います。頑張って下さい!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
餅川くん、ご協力ありがとうございました。
大阪アミューズメントメディア専門学校では、実践的なカリキュラムはもちろんのこと、著名クリエイターによる特別講義や模擬面接など、学生たちの就職活動の手厚いサポートにも力を入れています。
カリキュラムなどについて詳しく知りたい方には、無料でパンフレットを送付いたしております。
また、学校見学・体験説明会も随時開催しておりますので、お気軽にお越しください。
※ここに掲載されているのは、大阪アミューズメントメディア専門学校の前身となるアミューズメントメディア総合学院の卒業生です。
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