レベルデザイナーの仕事とは?
レベルデザイナーの仕事
レベルデザイナーは、ゲームデザイナーの仕事をさらに分類して特化させた仕事です。
ゲームのステージの構成などを専門としています。
レベルデザイナーという名前に聞き馴染みがない方もいるのではないでしょうか。
キャラクターレベルの値などだけを決める仕事と勘違いしてしまってもおかしくありませんよね。
それもそのはず、実はレベルデザインというのは海外で主に使われている言葉な為、まだ一般にはあまり浸透していないんです。
ここでは、そんなレベルデザイナーについて詳しく解説していきましょう。
レベルデザイナーとは
レベルデザイナーは、前述した通りゲームデザイナーの中の「ゲームのステージ構成」に特化した仕事のことです。
ゲームのステージ構成とは、例えばキャラクターの視点であったり、立ち位置、アイテムの位置であったりなどを考え、より分かりやすく演出していくことになります。
それぞれのステージの設計も行い、ユーザーに楽しんでもらえるようなゲーム空間を一から作っていきます。
以前までは、レベルデザイナーの仕事はゲームデザイナーの仕事の一つとして扱われていたのですが、近年の高度なゲームエンジンが誕生したことで、よりステージ構成が重要になった為に、専門職として枝分かれしたという経緯があります。
その為、会社によってはレベルデザイナーがゲームデザイナーを兼任している場合もあります。
レベルデザイナーに求められる能力とは?
レベルデザイナーに特に求められる能力は、「演出力」と「構成力」、そして「コミュニケーション能力」です。
レベルデザイナーは、演出力がないと務まりません。
キャラクターの視点や、立ち位置などを考える際、どのように見せればもっと面白くなるのか、ということを考えられないといけないからです。
極端な例を挙げるとするなら、ホラーゲームなのにキャラクターの視点が高すぎて、先に出てくるはずの幽霊の頭が見えてしまっていたりしたら、ストーリーは台無しになってしまいますよね。
もっと怖く演出するなら、ある特定のアクションを起こさないと幽霊が出てこないようにしたりなどの様々な工夫が必要になります。
演出力がないと、せっかくの面白いストーリーを生かすことが出来ないんです。
また、ユーザーが楽しむステージ空間を作るには、構成力も必要です。
この構成力は、前述している演出の効果をより高くする為に大切になります。
ゲームの空間は、キャラクターの視点、敵が出てくるタイミングや位置などの細かな条件のもとに構成されます。
構成力が足りないと、ゲームの内容がわかりにくくなってしまったりするんですね。
スムーズに話を理解できなかったり、動きがわかりにくかったりすると途端に満足度が下がってしまいます。
さらに、レベルデザイナーはプログラミングは行わないものの、実際に開発側に深く携わることになるので、コミュニケーション能力も求められます。
レベルデザイナーが作成したゲームのステージ構成は本当に実装可能なのか、プログラマーとの意見交換も必要になるからです。
そして、大規模な企画ならその分ゲームの開発メンバーは大人数になります。
1人だけで作業を進めることは出来ないので、常にメンバー達とコミュニケーション能力をとっておきましょう。
レベルデザイナーのやりがいとは?
レベルデザイナーのやりがいは、ユーザーが実際にプレイするゲーム画面を一から構成することが出来ることです。
キャラクターの位置や、視点などの細かな設定も全て一から考えていくので、完成した時の達成感も大きなものになります。
レベルデザイナーは、ゲームデザイナーよりもさらにゲーム内の細かな設定を考えます。
その分、自分の頭の中にあるイメージをそのままゲームに出来るので、頑張りを形として見ることが出来るのも利点です。
ゲームが大好きな方にとっては、とてもやりがいのある仕事です。
レベルデザイナーの仕事まとめ
レベルデザイナーの仕事について詳しく解説してきました。
聞き馴染みがなかった方も、どんな仕事なのかわかっていただけたでしょうか。
レベルデザイナーは、ゲームデザイナーの仕事を「ステージ構成」にさらに特化したものです。
本格的なプログラミングはしないものの、開発側に非常に近い分野の仕事なので、プログラミングの基礎知識があると安心です。
レベルデザイナーを目指す方は、専門学校などで基礎知識から学んでみてくださいね。
レベルデザイナー以外の仕事は?
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