「ゲームプロデューサーになるにはどうすれば良い?」と疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
どこで何を学べば良いのか、そもそもどんな仕事なのかなど、ゲームプロデューサーは他の職種に比べていまいちイメージしづらい職種と言えます。
今回はゲームプロデューサーに興味がある方に向けて、なり方や学生のうちからすべきこと、必要なスキルなどを解説します。
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 ゲームプログラマー学科
- この記事は、大阪アミューズメントメディア専門学校のゲームプログラマー学科、ゲームクリエイター学科が執筆しています。
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 ゲームプログラマー学科
- この記事は、大阪アミューズメントメディア専門学校のゲーム・アニメ3DCG学科が執筆しています。
ゲームプロデューサーとは
ゲームプロデューサーになる方法を説明する前に、まずゲームプロデューサーとはどんな仕事なのかを整理しましょう。
ゲームプロデューサーは、ゲーム開発において統括管理をするのが仕事です。
具体的には、次のことを管理してゲーム開発を指揮します。
- ゲーム開発のメンバー
- ゲーム開発のスケジュール
- ゲーム開発の予算
- ゲームのプロモーション
その他、協力会社へのプレゼンなどもゲームプロデューサーの仕事です。
ゲーム開発のプロジェクトをまとめ上げる、総合職(ジェネラリスト)と呼ばれる立場にあります。
一方で、自分で手を動かしてゲーム制作に携わるゲームプログラマーやゲームグラフィックデザイナーなどは、専門職(スペシャリスト)と呼ばれます。
ゲームディレクターとの違い
ゲームディレクターは、ゲームの開発現場の責任者です。
ゲームプロデューサーがゲーム開発の現場に直接携わる機会が少ない一方で、ゲームディレクターはゲームプログラマーやゲームグラフィックデザイナーなどが行う作業に対して管理・指示を行います。
>>9月作成「ゲームディレクターになるには」の記事へリンク
ゲームプロデューサーになるには
では、ゲームプロデューサーになるにはどういった方法があるのでしょうか。
いきなりゲームプロデューサーになるのは難しい
新卒からいきなりゲームプロデューサーになるのは、難しいと言えます。
ゲームプロデューサーはゲーム開発のプロジェクトの責任者であり、豊富な経験やスキルが求められるからです。
そのため、ゲームプロデューサーになるには、他の職種で経験を積んでからキャリアアップするのが一般的です。
ゲームプロデューサーになるためのキャリアマップ
ゲームプロデューサーになるには、次のようにキャリアアップしていくことが多いです。
1.ゲームプランナーとしてキャリアをスタート
まずはゲームプランナーとして就職するのがおすすめです。
ゲームプランナーとは、ゲームを企画し、仕様書の作成や改善点の提案などを行う仕事です。
その他、ゲームプログラマーなどのスペシャリストからキャリアをスタートさせる方法もあります。
大切なのは、まずは制作に携わり、ゲーム開発のプロジェクトの流れを知ることです。
2.ゲームディレクターにキャリアアップ
現場で経験を積んだら、ゲームの開発現場の責任者であるゲームディレクターへキャリアアップします。
ゲームディレクターは開発現場を統括し、ゲームプロデューサーはプロジェクト全体を統括するため、仕事内容は異なります。
しかし、全体を俯瞰して見てまとめ上げる仕事という意味では、どちらの職種も共通しています。
そのため、ゲームディレクターとしての経験は、ゲームプロデューサーの仕事でも活かせるでしょう。
3.ゲームプロデューサーへ
ゲームディレクターを経験した後に、ゲームプロデューサーへキャリアアップします。
ゲームプロデューサーになるには、日頃から「ゲームプロデューサーになりたい」と上司や会社に伝えることが大切です。
その上で、上司から評価されるような実績やスキルがあれば、ゲームプロデューサーになれる可能性が高いでしょう。
ゲームプロデューサーになるために学生のうちからすべきことは?
ゲームプロデューサーになるには、学生のうちからゲーム開発の現場を経験するのがおすすめです。
実習形式で授業を行う学校に通えば、ゲーム開発の流れを実践的に学ぶことができます。
特に、ゲームプロデューサー・ゲームプログラマー・ゲームグラフィックデザイナーなど職種ごとに学科が別れている場合、他学科と協力してゲーム開発を行えます。
実際の仕事でも他の職種と協力してゲーム開発を行う機会が多いため、とても良い経験となるでしょう。
さらに、学校によってはプロのゲーム開発のプロジェクトに参加できるところもあります。
学生のうちからプロと一緒にゲーム開発を行うことで就職後も即戦力として活躍でき、ゲームプロデューサーになるという目標により早く近づける可能性があります。
ゲームプロデューサーに必要なスキル
ゲームプロデューサーになるには、さまざまなスキルが必要とされます。
ここからは、ゲームプロデューサーに必要な4つのスキルを紹介します。
マネジメントスキル
ゲームプロデューサーはゲーム開発が円滑に進むよう、プロジェクトの進行状況や課題の確認、予算の調整などを行い、プロジェクト全体を管理します。
そのためには、計画力やリーダシップなどを含めたマネジメントスキルが必要です。
コミュニケーション能力
ゲームプロデューサーは社内のプロジェクトメンバーや社外のクライアントなど、ゲームプロジェクトに関わるさまざまな人々とコミュニケーションを取ります。
その際、コミュニケーション能力が欠かせません。
臨機応変な対応力
ゲーム開発のプロジェクトは長期にわたり、さまざまなメンバーが関わっているため、いつどのようなトラブルが起こってもおかしくありません。
例えば、ゲームの開発中に重大なバグが起こり、スケジュールが大幅に遅れてしまうなどのトラブルなどが考えられます。
このようにスケジュールや予算に急な変更があった場合、ゲームプロデューサーが臨機応変に対応して調整する必要があります。
ゲーム開発の幅広い知識
ゲーム開発にどれくらいの予算やスケジュールがかかるかは、実際に現場で開発の経験を積まないと分かりません。
ですから、ゲームプロデューサーはゲーム開発の全ての工程を理解していることが大切です。
ゲームプロデューサーに必要な資格
ゲームプロデューサーになるには、特定の資格が必須というわけではありません。
それよりも、学歴やスキルが重要です。
ここでいう学歴とは、学校でしっかりとゲーム開発に関する専門知識を学んだという経歴のことです。
なお、ゲームプロデューサーになるためにあえて資格を取得するとしたら、次のようなものがあると役に立つ可能性があります。
・ITパスポート:ITの基礎的な知識を証明できる
・基本情報技術者試験:幅広いIT知識が身に付く
ゲームプロデューサーの年収
ある求人情報サイトによると、ゲームプロデューサーの平均年収は400万円〜600万円とばらつきがあります。
これは、年齢や経験、スキル、会社の規模などによって年収が左右されるからです。
年収の高いゲームプロデューサーを目指すなら、しっかりとスキルを身に付けることが大切です。
スキルがあれば社内の評価が上がるだけでなく、給料の良い会社への就職や転職に有利になります。
ゲームプロデューサーになるには学校へ通うのがおすすめ
ゲームプロデューサーになるには、学校でしっかりとゲーム開発に関する専門知識を学ぶことが大切です。
中でも、ゲーム開発の現場を経験できる学校がおすすめです。
大阪アミューズメントメディア専門学校のゲームクリエイター学科では、ゲームデザインやシナリオ、プログラム・CGの基礎、プレゼンテーションなど、ゲームを作るのに必要な知識を幅広く学び、ゲームプロデューサーを目指せます。
プロと同じ工程でゲームを作る「共同制作」では、ゲームプログラマー学科やゲーム・アニメ3DCG学科などの他学科と協力し、ゲーム制作を実践形式で学びます。
さらに「産学共同」では、在学中からプロの制作現場に参加することができます。
大阪アミューズメントメディア専門学校についてさらに詳しく知りたい方は、公式サイトや無料のパンフレットでご確認ください。
まとめ
ゲームプロデューサーになるには、他の職種で経験を積んでからキャリアアップするのが一般的です。
新卒からいきなりプロジェクトの責任者であるゲームプロデューサーになるのは難しいため、まずはどの職種からキャリアをスタートさせるか考えてみてください。
おすすめはゲームプランナーですが、ゲームプログラマーなどの専門職からゲームプロデューサーを目指すことも可能です。
どの職種からスタートするにしても、学生のうちに実践的にゲーム開発を行い、流れを理解することがとても重要です。
学校を選ぶ時は、実践的に学べるかを重視することをおすすめします。
ゲーム業界でお悩みの方へ
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