漫画が好きな方や、将来漫画家になりたい方にとって漫画の練習は欠かせません。しかし、漫画の練習方法は人によって考え方や内容が異なるため、何を基準に練習すればよいのか分かりにくいです。
また、漫画の練習について調べるだけでも、時間が掛かるためなかなか練習を始められない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は漫画の練習内容や方向性について悩んでいる方に向けて、漫画初心者が行うべき練習をはじめ、作画やストーリーなど各項目について解説していきます。
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初心者が行うべき練習
漫画の練習は、自分なりのやり方やポイントを見つけられれば難しい話ではありません。しかし初心者にとっては、何から始めればいいのか分からないだけでなく、練習内容などあらゆる点で悩むところです。
そこで、まずは初心者が行うべき漫画の練習方法について、3点に分けてご紹介していきます。ポイントや模写と漫画の構成、ストーリーの組み立てからです。
人の体について勉強をする
初心者が行うべき漫画の練習として、外せないポイントといえばキャラクター、つまり人の体について勉強しましょう。
漫画の世界観や印象を決定する要因の1つは、キャラクターデザインです。しかし、人の体を上手く描けなければ、どんなに良いストーリーでも作品に入り込めません。そのため、まずは人の体の描き方や骨格などについて勉強しましょう。
たとえば、プロの漫画家が描いているキャラクターや、デザイン集などに描かれている人をトレースしてみることをおすすめします。トレースとは、原図(描かれている絵)の上に薄い紙(トレーシングペーパーなど)を乗せて、原図をなぞる描き方のことです。
トレースを繰り返すことで、漫画の線の引き方を体で覚えることができます。そして画力を上げるためには模写も必要になります。
模写はトレースと異なり、なぞるのではなく見本となる絵を見ながら描くので、自分でバランスや各パーツの割合を考える練習に繋がります。
模写の元となる絵は、サイトからデザイン集や画像検索で探したり、デザイン集などのアプリを利用したりしてみましょう。
漫画全体の描き方を見えるようにする
初心者は漫画の基本である、全体の描き方についても勉強・練習しましょう。漫画全体の描き方とは、ネームのことです。
ネームとは、漫画の設計図のようなもので、コマ割りや構図などを決めます。また、ネームを作れるようになれば、話の流れもスムーズに考えられるようになりますし、各コマの構図についても事前にある程度決まっているので、仕上げしやすいです。
たとえばネーム無しで漫画を描いているとします。その場で思いついたストーリーやキャラクター設定を盛り込んでいくと、支離滅裂な内容になってしまう可能性が高いです。
ネームの作り方ですが、まずノートや画用紙などを用意します。そして思いついたアイデアを書き込んだり、思いついたアイデアを基にコマ割りを行ったりします。これがネームの基本的な内容です。
また、コマ割りの練習方法ですが、漫画を参考にするだけではなくコマ割りに関する参考書を読んでみるといいでしょう。最近では漫画に関する参考書や、教本などが多数販売されていて、コマ割りだけにフォーカスした参考書もあります。
ストーリーの起承転結を心がける
初心者が行うべき練習として、ストーリーの基本についても考えることをおすすめします。たとえば漫画や小説などのストーリーを作る上で大切な、起承転結を意識してみましょう。
起承転結とは、以下のような役割になります。
- 起:漫画の出だし。世界観を印象付ける部分。
- 承:物事が動き出す部分。例:敵キャラクターが出てくるなど。
- 転:解決へ向かう部分。
- 結:漫画の結末。
起承転結を考えず、なんとなくストーリーを作ってしまうと、途中から物事に矛盾が生じたりストーリーが分からなくなったりと漫画を完成させることが難しいです。
もちろん、プロの漫画家の中には起承転結を入れ替えたり、起承転結以外の考え方でストーリーを作っていたりするケースもあります。
しかし、初心者が起承転結を用いず、変化球のようなストーリーを作ろうとしても簡単ではありませんし、基本を知らないのでストーリーに説得力や厚みが出にくいです。
まずは起承転結を心がけましょう。
より良い漫画を描くための練習とは
漫画の練習は、模写やネーム、ストーリーの組み立て方といった部分のスキルを磨くことですが、より良い漫画を描くためには他にも覚えておくべきポイントがあります。
それはストーリーの見せ方と、漫画に使用するツールや画材に関する知識です。ここでは2点について解説していきます。
ストーリーを意識した見せ方を取り入れる
面白いと思わせる漫画を描くためには、画力だけでなくストーリーを意識した見せ方を取り入れることです。
練習方法としては、プロの漫画をいくつも読みながら分析を行うことはもちろん、ストーリーの組み立て方に関する参考書やウェブサイトなどを参考にしましょう。
また、見せ方とは演出のことですので、漫画に関する参考書だけでなくドラマやアニメの演出に関する専門書もあるので、そういった表現や演出に関する書籍も読んでみるのがおすすめです。
最近ではアニメ制作会社やアニメの演出家などが、キャラクターの動かし方(心情や表情の付け方など)や、ストーリーに深みや厚みを与える効果的な描き方や構築について書籍でまとめています。
使用する画材・ツールを理解する
漫画を描くためには画材やツールについても、よく理解していなければいけません。
例えば以下の画材は、最初のうちに揃えておきましょう。
- 鉛筆やシャーペン
- 消しゴム
- Gペンや丸ペン
- インク
- 原稿用紙
- ノート(ネームや練習用)
- 効果線が書ける雲定規
- スクリーントーン(柄や色の濃淡を表現できるシート)
- カッターやはさみ(スクリーントーンを切り取るなど)
- トレーシングペーパーもしくは薄紙
また、デジタルツールを使用する場合は、パソコンとペンタブ、イラストを描くためのデザインソフトを購入する必要があります。
まとめ
漫画の練習には、今回紹介した模写やトレース、ネームを描いたり起承転結や演出について勉強したりしてみることが大切です。また、当たり前ですが、漫画を描くための画材やツールも準備する必要もあります。
漫画の練習を効率よく進めるためには、基礎練習が何か理解した上で無駄なことや応用練習には触れないことです。
特に応用テクニック(起承転結を崩したストーリーや、プロの漫画家が使用しているツールを使うなど)は興味が湧く方もいるかと思いますが、一般的に基礎を身に付けていなければ活用できません。
ネームを何個も描きながら、画力も上げていきましょう。
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