漫画家は多くの人が一度は憧れたことがある人気の職業です。
これから漫画家を目指す場合、どのようなことを押さえておくべきなのでしょうか?
今回は漫画家として成功するための方法や押さえておきたいポイントをお伝えしていきます。
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 マンガイラスト学科
- マンガイラスト学科では、漫画家としてデビュー実績は600名を超えています。
画力向上の基本であるデッサン、クロッキ、パースなどのアナログ基礎を学びながら、デジタル技術も同時に習得する体制が整っています。ご興味がある方は是非、オープンキャンパスに来てくださいね!
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漫画家として成功するために必要なスキル
画力
漫画家として成功するためには、画力が必要不可欠です。
キャラクターや物を綺麗に描けるのはもちろん、それと同時にストーリーに合った絵や、シーンに合った絵を考えなければなりません。
また、漫画を読者に共感してもらうためには、キャラクターの感情や心理を上手く絵で表現する必要があります。
キャラクターの感情を分かりやすく表現できれば読者自身も感情移入しやすくなり、より一層ストーリーに溶け込めるようになるでしょう。
想像力
漫画家として多くの読者を魅了するためには、画力の他に想像力というものも必要になってきます。
現状として、成功している漫画家の多くは、「普通の人では思いつかない展開」や「他にはない個性を持ったキャラクター」など、読者に関心を持ってもらうためのアイデアを沢山取り入れています。
そうした想像力は生まれ持っての才能というのもあるかもしれませんが、多くの漫画家は経験やスキルを積んでいく中で拾い上げたものだと発言しています。
もし、漫画家を目指しているけど想像力に自信がないという方は、書店などに足を運んで色々な作品を読んでみると良いでしょう。
多くの作品に触れることによって、作品作りに繋がる着想やインスピレーションを広げていくことができます。
構成力
構成力とは漫画のコマ割りや構図のことで、ストーリー中の強調したい部分やラストの結末などを分かりやすく表現するために必須のスキルです。
どんなに画力が高くてストーリーやキャラクターが魅力的でも、コマの割り方を間違えるとオチや盛り上がりがよく分からない作品になってしまいます。
伝えたい部分を読者に分かるようにハッキリと提示するためには、全体的な構成のバランスやコマの大きさの割り振りを理解しておくことが大切です。
漫画を描くときはあらかじめ「魅せたいコマ」を明確にして、そのコマに行きつくまでに必要なコマ数や大きさを設定していきましょう。
漫画家になるための方法
漫画の新人賞に応募する
漫画家になるための最もメジャーな方法は、さまざまな雑誌で開催されている漫画の新人賞に応募することです。
新人賞は才能ある新人を発掘するために開催されているものであり、晴れて新人賞を受賞すれば念願の漫画家デビューを果たすことができます。
また、新人賞を通じて編集者たちが自分の作品にアドバイスをしてくれるので、受賞できなかったとしてもデビューに繋がる貴重なアドバイスを得ることができます。
漫画家のアシスタントとして働く
アシスタントとしてプロの漫画家の傍で働きながら、技術や経験を磨くというのもデビューするための方法の1つです。
基本的にアシスタントの仕事では、漫画家の要請に応じて背景や効果線、ホワイトやトーン貼りなどを行なっていきます。
仕事を通じて描写のスキルが身につくと同時に、収入も得ることができるというのがアシスタントから漫画家になる最大のメリットです。
漫画の専門学校に通う
専門学校の漫画コースは充実したカリキュラムを用意しているため、漫画制作に関する基礎はもちろん、デッサンやスクリーントーンなどの専門技術もプロの講師から直接指導してもらうことができます。
また、専門学校は通常の授業のほかに、デビューまでの就職サポートも充実しています。
学校側がデビューまでのサポートを行なってくれるので、卒業後が不安な方でも心配は要りません。
漫画家になりたいけれど未経験なので自信がない方や、独学では学べないようなワンランク上の授業を受けたい方は、専門学校への入学を検討してみると良いでしょう。
>>漫画家のデビュー方法についてより詳しく知りたい方はこちら
>>中学生から漫画家になるための情報はこちら
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>>SNSで漫画家デビューするための情報を詳しく
>>デジタルコミック投稿で漫画家デビューするための情報を詳しく
失敗を恐れながら漫画家を目指すリスク
想像力がなくなる
漫画家を目指す人の中には、「本当に自分は漫画家になれるのだろうか」という不安を感じている方が多いと思います。
確かに、漫画家として絶対に成功するという保証はどこにもありませんから、未来に対して不安を抱くというのは無理もありません。
しかし不安を抱えすぎても、返って想像力が関係ないことで埋め尽くされてしまいます。
そうなれば良い作品も描けなくなってしまうので、なるべく自分に自信を持って日々の鍛錬を行なっていくことが大切です。
成功のイメージが掴めなくなり、デビューが遠のく
成功のイメージも掴みにくくなってしまうのも、失敗を恐れるリスクの1つです。
自身が成功する脳内に沸かなければ、デビューまでの道のりをどう進んでいけば良いのかもハッキリと思い浮かびません。
漫画家として成功するには、自身の成功する姿を思い浮かべて、そこに至るまでの過程を考えることが必要不可欠です。
ですから、「自分は絶対に漫画家になるんだ!」くらいの強い気持ちを持って、日々のトレーニングに励んでいきましょう。
夢が自分の負担になってしまう
失敗のリスクばかり考え続けていると、いつしか夢が自分の負担になってしまうことがあります。
追い求めている夢が負担に感じてしまっては本末転倒なので、自覚があるという方は早急に負担を解消するための方法を考えましょう。
例えば、周囲の環境を見直すでも良いですし、方向性や目指し方を変えるでも構いません。
自分のペースに合わせて無理のない練習を行なっていくことが何よりも大切です。
漫画家として失敗しないために心掛けるべきこと
多くの漫画を読んで想像力をつける
漫画家として成功するには、多くの人に関心を持ってもらえるような魅力あるストーリーを考えなければなりません。
そのためには色々な漫画を読んで、着想やインスピレーションを日々養うことが大切です。
多くの漫画に触れることにより、アイデアの幅をより広げていくことができるようになるでしょう。
コンスタントに漫画を描き続けて画力を磨く
どんなに才能がある人でも練習を怠っていると画力は少しずつ落ちていきます。
日々欠かすことなくコンスタントに絵を描き続けることが、後の成功へと繋がっていくでしょう。
第三者からの評価を受け入れて自分の糧にする
第三者に自分の作品を評価してもらうことによって、自分の伸ばすべき部分や今後の改善点が見えてくることがあります。
今後の更なる成長に繋がる糧にもなるので、色々な人に作品を見せて意見や考えを聞いていくことをおすすめします。
漫画を嫌いにならない
時には漫画家を目指していく中で困難にぶつかることもあるでしょう。
そのような場合でも逃げずに前へと進んでいくためには、漫画に対する思いや情熱などが大切になります。
漫画家になるためにすべき練習とは
デッサン
デッサンとは、キャラクターや物体の絵に質感や奥行きを持たせるための表現技法のことです。
デッサンのやり方ですが、まず初めにモチーフとなる絵の縦横のバランスや大きさを意識しながら輪郭線を描いていきます。
それを終えたら、今度は絵の中で光が差し込んでいる場所を自由に決めて、物体に陰影をつけていきます。
この練習を継続して行っていくことにより、物体に奥行きや質感を持たせることができるようになります。
模写
元ある絵を写し取るというのも、描写力を身につけるための重要なトレーニングです。
例えばキャラクターを模写する場合、目の位置や角度を考えながら描き写すことで、距離感や感覚を掴みやすくなります。
模写を継続していくことによって自分でオリジナルの絵を描いた時に、自分の絵がどのように歪んでいるかが分かるようになります。
同人活動
好きな作品などを描いた同人誌などの同人作品を制作して、コミックマーケットなどの同人イベントで頒布する同人活動も、漫画家になるための練習として取り入れることも一つの手です。
同人活動は誰も介することなく一個人で自由に制作できることから、多くの人々に作品を見てもらうことでさまざまな課題が見えてくるようになります。
そして、同人活動も漫画家の原稿と同じく締め切りがあることから、プロとして、もしくは副業で働いていく上でどのように時間を確保していけばいいのか、生活が乱れないようにするための工夫なども学ぶこともできます。
漫画家の将来性とは
近頃ではITの技術革新やインターネット普及の影響から、電子書籍や雑誌リーダーが増えてきており、読者は漫画をその場で購入してすぐに読むことが可能となっています。
それと同時に漫画家はWEB上に自作の漫画を発信し、閲覧数に応じた利益を得ることができるようにもなりました。
「出版不況」と呼ばれて久しい現代ですが、むしろこれから漫画家としての働き方や活動拠点は広がりを見せていくと思われます。
人々のニーズや世の中の流行を上手く読み取って、時代の流れに上手く乗れるかどうかが、これからの漫画家にとって大きな別れ道と言えそうです。
>>漫画家の年収について知りたい方はこちら
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漫画家の下積み時代について
漫画家として収入を得られるようになるまではアルバイトと掛け持ちをしたり、アシスタントとして働きながら、日々スキルを磨いていく必要があります。
今日売れている漫画家のほとんどは、若手の頃に苦しい経験してきた人ばかりです。
それでも結果として成功を収めているということは、それだけ漫画に対する思いや情熱が強かったからに他なりません。
これから漫画家を目指す方は、どんな苦難があっても乗り越えられるよう、自分なりの漫画に対する情熱を持っておくことが大切です。
とはいえ、マイナスに捉えられがちな下積み時代も、専門学校に通うことやアルバイト、漫画家のアシスタントなど下積み時代だからこそできる経験を多く積めるというメリットもあります。
具体例としては、漫画の作画スキルを上げることはもちろん、さまざまな経験によって描ける世界観を増やせる、そして漫画制作の時間に対する意識などが変えられることが挙げられます。
苦しい中でも、漫画家を目指す上でさまざまなことを学べることができるのも、下積み時代ならではと言えるものです。
漫画家を目指す方は、苦労を多く重ねることとなる下積み時代を学びの時間を作れるように工夫をし、自分なりの漫画に対する情熱を持っておくことが大切です。
副業として漫画家をやる選択肢もある
本業の仕事と漫画家としての活動を両立して行うという選択肢もあります。
副業で漫画家の仕事をしている場合、本業の収入が定期的に入ってくるため、生活面で困る心配はほとんどありませんが、2つの仕事を並行して行っていくため、本業としている漫画家以上に苦労を重ねることとなります。
そして、副業で良い作品を仕上げるためには、本業の仕事を行いながら創作活動をするために必要な時間を確保し、効率よく作業を進めていかなければなりません。
漫画を制作する上でかかった経費などの管理から、確定申告などで税金対策をしていくことも必要です。
とはいえ、近年は制作ツールをデジタル環境にすることや、クラウドソージングなどのサービスを利用するなどの工夫することもできることから、漫画家を副業として取り入れることにチャレンジしやすくなっています。
副業で漫画家を目指そうと考えている方は、ある程度の覚悟を決めつつ、効率よく制作できるように工夫ができないか、さらには税金対策などをしっかりできるように整えた上で臨みましょう。
漫画家のやりがいとは
漫画家のやりがいは何といっても「自分の描いた作品で読んだ人に感動や喜びを与えられる」、「自身の思い描いた漫画の世界観やキャラクターに対しての感想を目にすることができる」ことです。
人間は感動や喜びを求める生き物なので、それを沢山の人に届けられることや、読者からのファンレターなどを通じて意見や感想を聞けるというのも漫画家ならではのやりがいといえます。
そう言った漫画家漫画家としてのやりがいをより得ていけるようになるには、幅広い媒体に対応できるようになることや、1つのジャンルだけではなくさまざまなジャンルで描けるようにするなどの工夫を重ねることが挙げられます。
多くの感動を与え、さまざまな感想を目に通すことになる漫画家は、やはりやりがいが多い職種です。
なので、多くのやりがいを抱けるように、自身が成長できるようにしていくことも大切なことといえます。
まとめ
今回紹介させて頂いたように、漫画家としてデビューするための方法にはさまざまな種類が存在します。
もし、自分にはどのような方法が合っているか分からないという方は、自身の思い描いている目標が何なのかを今一度明確にしてみて下さい。
「将来どのような漫画家になりたいのか」をハッキリとさせることで、そのルートに適した方法が見つかることでしょう。
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