共同制作
入学してすぐにプロと同じ工程で作品を制作
共同制作
大阪AMGでは、ゲームやアニメーション作品を学生同士がプロと同じ工程で作りあげる「共同制作」が行われます。
プロ講師の指導のもとで、実際に作品を作りあげる経験が講義のより深い理解につながるとともに、クリエイターとしてのコミュニケーション力も培います。
卒業後すぐに業界で活躍できるプロのクリエイターを育成するカリキュラムです。
プロと同じ方法でゲームを創ろう!
ゲーム共同制作
夏期共同制作
1年生の夏にチーム結成を行い2Dゲームを制作して、秋にゲーム企業の方々に向けて発表会を行います。
ゲーム創りの流れを実践的に学ぶとともに、チームで活動することでコミュニケーション力も同時に身につけます。
冬期共同制作
夏期制作の経験をもとに1年生の冬にチームで3Dゲーム制作にチャレンジします。
春から始まる就職活動で通用するクオリティの高い作品を創りあげてゲーム企業への内定を目指します。
ゲーム共同制作の流れ
企画立案・チーム結成
共同制作は、基礎的な通常講義と並行して始まります。まず、創りたいゲームの企画を立案し、企画書を作成します。企画が承認されると、開発メンバーを募るため、プレゼンテーションを行います。
仕様設計・研究
開発メンバーが決定すると、ゲームの具体的な内容、より面白くするための要素などをチームメンバー全員で話し合います。その後、それぞれに必要な作業の確認やスケジュール作成などを行い、実作業がスタートします。
メンバー全員で決めたゲームの仕様を隅々まで把握して矛盾点や技術上の問題点がないかを確認します。また必要なプログラムを全て洗い出しプログラムの設計と作業スケジュールを作成します。
α版作成
決定した仕様に沿って、ゲームの核となる部分が一通りプレイできる状態まで作ったものがα版です。このときに何か問題があれば、仕様変更やグラフィック・プログラムについて指導を受けます。
声優オーディション・アフレコ
ゲームのOP・EDのナレーションやゲーム内のキャラクターボイスは、デビューを目指し日々稽古に励む同士でもある本校声優学科の在校生に依頼するため学内オーディションをおこないます。録音は学内に設備する本格スタジオでおこないます。
開発・実装
ゲームの内容や各メンバーが行う作業が細部まで固まり、開発がいよいよ佳境です。α版提出の際に発覚した問題をクリアし、ゲームの要素をすペて盛り込むために、全力で作品制作に取り組みます。
β版作成
テキスト、グラフィック、BGMや効果音といったすべての仕様を実装すると、β版の完成です。担任や講師にプレゼンテーションして指導やアドバイスを受け、マスターアップを目指します。
デバッグ・最終調整
β版提出後は、チーム全員で調整とデバッグを行います。デバッグとはソフトウェアに不具合がないかどうかを確認する作業のことで、不具合が見つかった場合、原因となるプログラムをプログラマーが修正します。地味に見えますが、この作業がゲームの完成度を左右するので、非常に気の抜けない作業です。
マスターアップ
マスター版の提出期限までにデバッグを繰り返し、問題点を取り除いて、ゲームを完成させます。また、マスターアップ後は、作品の説明書や発表内容の打ち合わせなどを行い、発表会に備えます。
発表会
実際にゲームを操作しながら、大スクリーンを使用してプロのゲームクリエイターや講師たち、そして共に過ごしてきた仲間たちを前に発表を行います。発表して得た評価と自信。それが次の制作への活力に変わります。
プロと同じ方法でアニメを創ろう!
アニメーション共同制作
夏期共同制作
入学して間もない頃から、授業と並行して行われるのが、この共同制作です。ここでアニメーション制作の工程をひと通り経験し、その後の学習の理解を高めます。
冬期共同制作
夏期にアニメーション制作をした経験を踏まえ、よりクオリティを高める実践的な制作。企画者によるプレゼンを経てチームが結成し、各々が更なるスキルアップを目指します。
アニメーション共同制作の流れ
企画・グループ結成
制作チームを結成し、アイデアを出し合いながら世界観をまとめ、作品の企画を作り上げます。
シナリオ
ストーリー構成、キャラクターのセリフなど具体的なシナリオも考えながら作成していきます。
デザイン
キャラクターや小物、風景や室内など、さまざまなデザインを行います。
絵コンテ
コンテは映像の設計図!
実際に作る映像の流れを描いていきます。
レイアウト
カメラの角度やキャラクターのサイズなどを考え、画面の構成を作り上げます。
作画
いよいよ描き上げていきます。どうすればキャラクターが動くのか、講義で習った内容をしっかりと活かして描写します。
スキャン・ペイント
原画をPCに取り込みデジタルで色をつけていきます。
塗り残しのないよう1枚1枚丁寧に作業します。
背景
授業で習うパース技術を使って、正確な背景を描きます。
キャラクターが生きている大切な世界です。
撮影・エフェクト
出来上がった背景とキャラクターを合成し、いよいよ画面内で動かしていきます。
光や水の動きなど、エフェクトと呼ばれる特殊効果もここで組み込みます。
声優オーディション・アフレコ
登場するキャラクターの声は全て声優学科が担当。
1人1人の声をしっかりと聞き比べ選定し、アフレコも本格スタジオで収録します。
音響・編集
収録した声優の声、効果音などをすべて映像に合わせていきます。
ここまで来れば完成まであと少し!
上映会・講評会
制作したものが初めて人に評価される瞬間です。
現役プロの講師の方から厳しいご指摘・アドバイスをいただき次に活かしていきます。