ライブ取材演習!|ブログ
2017.3.30
ライブ取材演習!
■2017年2月16日、兵庫県の新開地KAVCホールにて「KOBE流行歌ライブ」が開催された。今回で149回目、13年続く老舗イベントに、この度は4名のアーティストが出演した。
出演者は水田かおり(徳間ジャパンコミュニケーションズ)、若原りょう(ホリデージャパン)、花咲ゆき美(日本クラウン)、人美(テイチクエンタテインメント)の4名。彼らの歌を聴こうと集まった観客で会場は満員となった。はるばる淡路島から団体でやってきたファンもおり、その人気の高さが窺えた。
まずは司会の牛尾淳によるオープニングトークで静かにスタート。ほぼ皆勤賞の常連などの話題に触れるなどして会場の空気を温める。そうして場の空気が出来上がったところでいよいよ本番を迎えた。
(リポート:18期生・西改知彦)
人美(テイチクエンタテインメント)
■PRコーナーでは、人美が自ら作詞した新曲「月影」と、「Night~愛のセレナーデ~」、それに「涙のカケラ」を披露し、会場を沸かせた。
作詞をするにあたり、一途で控えめな女性を題材にしたのだという。
また、「涙のカケラ」は人美本人が作詞したわけではないが、実体験をもとにした曲であることを語った。
テンポのいい曲を好む人美は、曲調に合わせて衣装も動きやすい黒のミニスカートにしたという。
(リポート:18期生・髙井芙希)
花咲ゆき美(日本クラウン)
■花咲ゆき美は、トークの間は愛くるしい清楚なお嬢さんというイメージだが、「海鳥哀歌」で女の苦しい胸の内を強く切々と歌い上げる姿に見惚れてしまう。
「津軽リンゴ節」は軽快なリズムが心地良く、自然と客席も乗せられ心が沸き立つ。
つづく「冬の蛍」では、「蛍」の手話を基にした振付指南が施された。
また、客席に降りて観客一人ひとりと握手を交わす姿はまるで蝶がひらひらと舞っているようで、可憐という言葉に尽きる。
新曲のカップリング曲「揚羽蝶」は、3拍子のワルツのリズムで非常にノリやすく、歌詞も覚えやすい。
サビのフレーズでは「ゆき美コール」で会場が沸いた。
ラストは「おんな炎」。花咲の新境地ともいえる女の情念を綴った楽曲だ。
ゆったりと吐息まじりの歌声は、女性らしい切なさと憎しみが入り混じる燃える火のような思いを訴えかけてくる。その細い体に、どれだけの情念が籠っているのかと思うほどの歌いっぷりだった。
(リポート:18期生・入船詩織)
若原りょう(ホリデージャパン)
■続いて登場したのは、約1年ぶりの出演となる若原りょう。
エロティックな黒のスーツに身を包みながら、「あなたを口説きたい」を熱唱しながらステージへ。
「デビュー当時からムード歌謡曲をずっと歌ってきました」と挨拶し、「一度は愛したひとだもの」を歌った。
3曲目になる「振り子」では、客席で女性人の黄色い歓声に包まれながら笑顔で手を握っていった。
トークでは同じホリデージャパンの先輩歌手とのエピソードを交えながら笑いを取り、「雨のジルバ」ではファンと共に踊る場面も見られた。
ラスト曲には「朝陽が昇る場所」を披露した。
(リポート:18期生・諸道秀忠)
水田かおり(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
■最後に登場したのは今年でデビュー25周年を迎えた水田かおり。
故郷である水戸を舞台にした曲「梅の香恋歌」をはりのある歌声で歌い上げると、会場を自身の空気で包み込んだ。
トークでは水戸観光大使として水戸の観光名所をアピール。
そして曲は自身の一番のヒット曲である「東京砂漠に咲いた花」を披露。力強い伸びのある声で聴かせた。
客席に下りて歌った「水戸黄門漫遊記」では、虹色に光る大きな紋所をかざしながら、会場を盛り上げていた。
新曲「風鈴酒場」については、よく行く居酒屋のおじ様たちとの会話の中でタイトルができたという裏話を披露し、明るくも切なく、そして美しく歌い上げた。
全アーティストのステージが終了し、4アーティストがステージに集結。
それぞれが今回のライブの感想を語った。
偶然にもそれぞれのアーティストの節目の年となる中行われたライブは、大盛況で幕を閉じた。
(リポート:18期生・鴨井悠葵)
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いかがでしたか?
プロのメジャーアーティストさんたちを前に緊張を隠せずにいたノベルス学科の面々ですが、ライブ終了後のご挨拶会では、司会の牛尾淳さんをはじめ、取材に来られていた「Music news jp」の曽崎重之編集長にもいろいろなお話をうかがうことができ、プロの世界を垣間見る貴重な1日となりました!
なお、同ライブのレポートは、少しカタチを変えて主催社HPにも掲載されています。
「流行歌.JP | エンターテインメントポータルサイト」
http://hayariuta.jp/amg-kobehayariutalive.html
ご協力いただきました「KOBE流行歌ライブ」実行委員会の皆様、本当にありがとうございました!
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