アニメ大国、日本といわれるだけあり、日本では世界のアニメのうちの約6割が制作されています。
一般的に、アニメを1秒間動かすのに必要な絵は24枚、30分間のアニメーションなら4万3200枚にも上ります。
今回は、日本の大衆文化であるアニメを作り出すアニメーターの仕事について、詳しくお話ししていきます。
- この記事の監修者
- 大阪アミューズメントメディア専門学校 アニメーション学科では、プロのアニメーターと演出家が常駐しているので、いつでも作品添削や相談に応じてもらえます。
- 確かな実績があり、A-1 Pictures、MAPPA、ユーフォーテーブルなど有名スタジオに就職した卒業生も多数います!
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アニメーターの仕事にも種類がある
アニメーターの仕事は、大きく分けて原画作成と動画作成の2つの工程があります。
原画作成では、アニメのベースとなる原画を1枚ずつ作成し、レイアウトやカット割りを決定します。
動画作成は、原画に動きを出すために、各原画の間の中割りを描く仕事です。
通称として、原画作成を担当する人を原画マン、動画作成を担当する人を動画マンと呼んでいます。
原画マン
原画マンの仕事は、アニメーション動画の基本となる原画を描くことです。
演出家や監督と作画に関して打ち合わせをして作成された絵コンテをもとに、登場キャラクターや背景のレイアウトを決定します。
後の工程へ確実にバトンタッチができるように、カット割りやカメラワーク、セリフなどの指示を書き込みます。
動画マン
動画マンの仕事は、原画と原画の間のコマの絵を描き、滑らかに動く動画を作ることです。
原画の作画のニュアンスや意図を読み取りながら、原画と原画の間の絵である中割りを仕上げていきます。
アニメーションに違和感が生じることを防ぐため、中割りの絵には、寸分の狂いがないようにしなくてはいけません。
因みに、新人がまず担当するのがこの動画マンで、経験を積み実力が認められると原画に関われるようになります。
作画監督
原画マンとしての実力が認められた人の中には、アニメーターのリーダー的なポジションである、作画監督として活躍するパターンもあります。
作画監督の役割は、複数人のアニメーターによって描かれた原画と動画に対して、確認と微修正を行い、全体の統一性を保つことです。
アニメーターの仕事をしている人は基本的に画力が高いのですが、その中でもレベルや経験値の違い、個人の癖などによって絵にバラつきが出てしまうのです。
そういったバラつきを極限までなくすために、作画監督の仕事が重要になります。
アニメーターの仕事の流れをみてみよう
アニメーターの役職が理解できたら、アニメーターの仕事の全体の流れを説明します。
仕事の流れを掴むことで、アニメーターの仕事内容がより具体的にイメージできるようになるでしょう。
原画とタイムシートが動画マンへ
原画マンが作成した原画と、カットごとのセリフやカメラワークなどの情報が書かれたタイムシートを受け取ります。
このタイムシートを見れば、各コマに必要な動画の枚数もわかるようになっており、これに沿って動画を作成することになります。
原画をトレースする
原画をクリップで留め、同じ絵になるようにトレースします。
同じ絵といっても全く同じものを描くのではなく、原画に倣いながら少しずつキャラクターの表情や動きに変化をつけた絵を描いていきます。
基本的に、自分が担当したカットはそのままアニメに使われるので、原画と比べたときに違和感がないように、しっかり責任を持って描かなくてはいけません。
初心者のうちは、経験豊富な先輩に見てもらいながら進めていきます。
動画を着色してもらう
アニメーターが動画を仕上げると、次は着色の工程に入ります。
アニメーターの仕事は動画の作成になるので、ここまでくるとアニメーターの役割は終わります。
アニメーターが仕上げた動画を担当者が受け取り、PCにスキャンしてデータ化した後は、絵に色がつけられていき、よりアニメらしくなっていくのです。
アニメーターの仕事のやりがいと厳しさとは?
アニメーターの仕事は地道な作業が続くため、大変なことも多いですが、それ以上に大きなやりがいを感じることができます。
アニメーターの仕事のやりがいと厳しさについて、知っておきましょう。
アニメーターの仕事のやりがい
アニメーターの仕事の一番のやりがいはやはり、自分が描いた絵がアニメとなって放送され、多くの人の目に触れるということでしょう。
ある程度経験を積めば、作品のエンディングのスタッフロールに名前が記載されることもあります。
話題のアニメに関われているという実感は、大きな喜びと達成感につながるでしょう。
アニメーターの仕事の厳しさ
アニメーターの仕事の厳しいところは、納期を厳守するために残業が多くなるところです。
多いときには、1日10〜15時間ほど働くこともあるようで、労働条件に関しては厳しいといえるでしょう。
しかし、アニメーターが現代の日本の文化を作っているといっても過言ではありません。
頑張って仕上げた作品が世間にデビューしたときは、喜びもひとしおですね。
まとめ
アニメーターの仕事とはどういったものなのか、具体的に理解できたでしょうか。
世界に発信されるような日本のアニメを作る仕事はかっこいいですよね。
アニメーターを目指す場合には、高い画力が必要になります。
アニメーターに求められる画力を身につけるためには、専門の学校に入学するのがおすすめです。
大阪アミューズメントメディア専門学校のアニメーション学科であれば、オリジナルアニメの制作を通して、リアルな体験をしながら学ぶことができます。
大阪アミューズメントメディア専門学校では、無料の資料請求や説明会も実施していますので、アニメーターの仕事に興味がある方は一度、検討してみてはいかがでしょうか。
監修・運営者情報
監修・運営者 | 大阪アミューズメントメディア専門学校 アニメーション学科 |
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住所 | 大阪市淀川区西中島3-12-19 |
お問い合わせ | 0120-41-4648 |
詳しくはこちら | https://www.amg.ac.jp/animation/ |
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